...またもっと能率のよい方法は70ページに記載したように前もって塩酸で酸性にしたワインに硫化水素ガスの流れを通すことである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...ヤソ教の諸宗は一主義をもって宗則とするはいかん...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...六尺の高き所の内側を鑿(のみ)をもってほり込み...
井上円了 「おばけの正体」
...来たりて余に詢(はか)るに刊行のことをもってす...
田口卯吉 「将来の日本」
...千葉神社の裏手に大弓場などもって...
徳田秋声 「縮図」
...手にもっている小さな風呂敷包みを……その時まであたしは気にもとめていませんでしたが……その包みを開きました...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...君たちはたくさんの知力と美徳とをもっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なるべく最小の犠牲をもってしたいことは卑怯の心ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...これはコルトーの雄渾(ゆうこん)な演奏をもって第一とする...
野村胡堂 「楽聖物語」
...私が使いの用件をもっていくのは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「軍部のクビキからあの方と国民を解放する力をもっているのはアメリカだけだわ」と涙ぐみながらいっていた...
久生十蘭 「だいこん」
...彼女はその植物に必要と思われるだけの十分の注意をもって忙しく働きはじめた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...めいめい丸焼(まるや)きにしたヒツジを一ぴきずつ手にもって...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...どういう心をもって歓待するか...
吉川英治 「三国志」
...こうした洞察をもっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...最も多彩な「夏」をもって知れている...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...それだけにまた濃厚な諧謔をもって全体を包まなければならなかった...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
...この眼をもって見るとき...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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