...私はその本の第二義的な意味を理解しています...
...彼女は第二義的な意味を含むコメントを残しました...
...この言葉の第二義的な意味を深く掘り下げて考えてみましょう...
...漢字の第二義にも注目しなければならない...
...試験に出るかもしれない第二義的な意味を忘れずに勉強しておきましょう...
...從つて精神内容の創造に沒頭する人は大抵天分の問題を第二義の問題として閑却する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...第一義の問題をそのままにして置いて第二義第三義の問題に没頭するとき...
種田山頭火 「最近の感想」
...第二義的に生きてゐれば...
田山録弥 「新しい生」
...これを忘れては何うしても第二義的になる...
田山録弥 「小説新論」
...顔の相似を決定すべき主要な本質的の点で似ているのでなくて第二義以下の枝葉の点で似ているに過ぎないだろうと思われる...
寺田寅彦 「自画像」
...それはたぶんはつまらない第二義の事がらのように思われて永久に見のがされてしまう...
寺田寅彦 「備忘録」
...つまり批評・評論を第二義的とするということに他ならないのだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...であるから第一義的に物質と呼ばれるもの(第二義的以下に物質と呼ばれるものは沢山あるが)を研究対象とする科学である...
戸坂潤 「辞典」
...第二義的な娯楽にばかり耽って...
豊島与志雄 「或る素描」
...それに第二義的なものをくっつけると...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...やがては第二義的のものにすぎなくなる...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...石と人の心を比較してどこまで妥当なりや否やはむしろ第二義の問題かも知れないのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...少なくもそれらのことは第二義的なものとして後方へおしやられる...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...それだから探偵小説が第二義的の芸術価値をしかもたぬとは言えない...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...性格はまア第二義に落ちて...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...そうすると小説は第二義のもので...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...邦俗専ら蜃をこの第二義に解し蛤が夢を見るような画を蜃気楼すなわち竜宮と見るが普通だ...
南方熊楠 「十二支考」
...――家康の立場は第二義に措(お)くがいい...
吉川英治 「新書太閤記」
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