...黙ったまま青い切符(きっぷ)を渡した...
有島武郎 「或る女」
...あり金をはたいてやっと手に入れたのは仁川までの切符...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...●●●(トツトツトツ)というモールス符号のSという字にちがいないと思いこんだこともありました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...いままで気にもとめなかった例の護符を...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...前述の現品調査の結果でもまさしくこの支柱が最初に折れたとするとすべてのことが符合するのである...
寺田寅彦 「災難雑考」
...そこで十本の指の紋がことごとく符合するようなものが二人以上あるだろうかと云うに...
寺田寅彦 「話の種」
...十一毎週一回新宿(しんじゅく)駅で東北沢(ひがしきたざわ)行きの往復切符を買う...
寺田寅彦 「破片」
...お御符(ごふ)でも貰(もら)って来るんだろう...
徳田秋声 「縮図」
...また一種不能力なる符号を帯び...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼は途中のある駅までの切符を買った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...作品中の人物の名前などは単なる符牒にすぎず...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...三枚の切符を買って來た...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...切符をしっかり持っておいで...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...言はば符牒であります...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...「ロマンチツク」の符號はこれに繼いで起りしかど...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...略(ほゞ)符合してゐる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...切符売場の窓が開(あ)いていないので...
夢野久作 「オンチ」
...貂蝉が幼少から持っていたらしい神符札(まもりふだ)やら麝香(じゃこう)などがはいっていた...
吉川英治 「三国志」
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