...しつかりと三等切符を握つてゐる...
芥川龍之介 「蜜柑」
...アフリカ海岸と南米東岸との符号大陸(たいりく)は現今(げんこん)のように五大洲(ごだいしゆう)に分(わか)れてゐるけれども...
今村明恒 「地震の話」
...それから意味のわからない符号と外国語……」課長は...
海野十三 「四次元漂流」
...これが何かの数に符合しやしないか...
江戸川乱歩 「黒手組」
...それを疑問符つきの題名としたのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...10.割算の符號は重點(:)または重點に横線を入れたもの(÷)である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...上野までの切符を買い...
太宰治 「火の鳥」
...警官の話によって当時の状況を符合してみても...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...それがぴったり符合した...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...平然と最後の音符までひきつづけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...切符を買いましょう...
永井荷風 「監獄署の裏」
...二人は牛がどうとかいふことを符貼交りに云うて平内さんが相手の袂へ手を入れて二人で握り合うたと思つたら平内さんは其癖の大聲を出してそりやあんまり安く買つたなあといひながら口を鉗んで向鉢卷した頭を横に曲げた...
長塚節 「佐渡が島」
...勝本氏は私が経験的なものと言つたのを「側面」といふ言葉で言ひあらはしてゐるだけであつて論旨は殆んど符合してゐる...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...」「この頃は汽車の中の切符しらべが煩くなつたが...
正宗白鳥 「素材」
...食糧が不足なのでみんな切符制にしているためで...
三浦環 「お蝶夫人」
...やはりその事業を別符といったのである...
柳田國男 「地名の研究」
...彼女がそう思ったのと符を合わせたように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...信仰の護符(ごふ)が頭上にあるので...
吉川英治 「新書太閤記」
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