...笈埃随筆(きゅうあいずいひつ)等で散見する...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...負笈入東京...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...拙者は我々同志の総代で笈川(おいかわ)と申す者だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...六部(ろくぶ)になった倉松さんの笈摺から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君が先年笈を海外に負ひたるも何の爲であつたか...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それを見て自分は初めて先生に「笈摺草紙」といふ作品のある事を知り...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...手垢で汚れた「笈摺草紙」の出て居る「文藝倶樂部」を見出した...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「笈摺草紙」の十二錢は自分の主觀的價格からみればおい夫(それ)と支拂つて差支へないけれども...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...此の一册を手に入れなければ永久に「笈摺草紙」は手に入らないやうに思はれた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...相客は余語古庵(よごこあん)と万笈堂(まんきふだう)主人とであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」『笈埃随筆(きゅうあいずいひつ)』巻一に...
柳田国男 「山の人生」
...また笈川の将来がかなり大きく保証されているらしいことなど...
山本周五郎 「いさましい話」
...私たちが青年期にもつたやうな“笈(きふ)を負うて”なんていふ感傷は...
吉川英治 「折々の記」
...少年から笈(きゅう)を負うて...
吉川英治 「三国志」
...おずおずと笈のなかをあらためたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...花や供物(くもつ)にかざられた笈摺(おいずる)と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ひとりは天蓋(てんがい)のついた笈(おい)を背負(せお)っている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...笈(おい)を負って...
吉川英治 「新・水滸伝」
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