...電車の中で端座をすると、年配者に失礼だと注意された...
...端座で勉強すると、集中できない...
...講義で先生が端座すると、生徒も落ち着く...
...端座をするためには、空いている座席を探さなければならない...
...この列車には、端座や指定席がないので、早めに乗る必要がある...
...その前に端座して静かに経文を誦し始めたのであった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...机の前に端座して...
太宰治 「創作余談」
...円窓(まるまど)ちかくに端座して...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...じーっと座敷に端座して小首をかしげていましたが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...深く黙りこくっている自然の端座に接した記憶のないことを...
谷譲次 「踊る地平線」
...つゞいて奥に寂然(じやくねん)として端座してゐる本尊の如来(によらい)の像を微かに照した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...その前へ端座合掌し...
中里介山 「法然行伝」
...元久元年の冬臨終正念(りんじゅうしょうねん)にして端座合掌...
中里介山 「法然行伝」
...鎧甲冑をまとうた骸骨が端座しているといわれ...
西尾正 「墓場」
...端座してしずかに庭のほうを眺めやると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...宿屋の一室に端座(たんざ)し...
福田英子 「妾の半生涯」
...床の間に端座してゐたが...
牧野信一 「熱い風」
...判官のやうに厳然と端座して...
牧野信一 「痴想」
...四角張つて自分の前に端座してゐる母の格構を打ちくつろがせるやうに計ることが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...其処に並んでゐる一列の囃子方は凝然と端座して眼ばたきもしない神経質の眼で...
牧野信一 「円卓子での話」
...小庭に面したいつもの位置に少しばかり上体を俯向けて端座して...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...きちんと端座して...
山本笑月 「明治世相百話」
...」床前に端座した栖方は...
横光利一 「微笑」
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