...電車の中で端座をすると、年配者に失礼だと注意された...
...端座で勉強すると、集中できない...
...講義で先生が端座すると、生徒も落ち着く...
...端座をするためには、空いている座席を探さなければならない...
...この列車には、端座や指定席がないので、早めに乗る必要がある...
...芳一は和尚の命令通り縁側に端座してゐましたが...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...その前に端座して静かに経文を誦し始めたのであった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...○机に向って端座し...
太宰治 「古典風」
...円窓(まるまど)ちかくに端座して...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...といって端座して西に向い合掌念仏して眠るが如く息が絶えた...
中里介山 「法然行伝」
...その翌日十六日に端座合掌して光明遍照の文を誦し...
中里介山 「法然行伝」
...その翌年十一月二十二日に臨終正念にして端座合掌の往生をとげられたというが...
中里介山 「法然行伝」
...王陽明毎朝自分の弟子を皆集めて端座して暫く黙って...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...しかして早朝より裃(かみしも)をつけて四角四面に端座しているか...
新渡戸稲造 「自警録」
...道人は経机のまえに端座し...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...砂の上に端座して誰かを待っていたのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...四角張つて自分の前に端座してゐる母の格構を打ちくつろがせるやうに計ることが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...端座をしてゐる彼の体は...
牧野信一 「貧しき日録」
...母からひと言だけ云っておくことがあります」「はい」伊兵衛は端座した……喜和はしばらく黙って我子の面を見ていたが...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...床の間の正面に端座している頭山満の左右に並んだ二つの燭台だけが消え残っていた...
夢野久作 「近世快人伝」
...静かな部屋に端座して筮竹をとらねばならぬが...
横光利一 「馬車」
...」床前に端座した栖方は...
横光利一 「微笑」
...中の床(ゆか)にひとりで端座しているのである...
吉川英治 「親鸞」
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