...風はすうすう通って...
泉鏡花 「霰ふる」
...すうすうと尾長鳥が飛んでいる...
泉鏡花 「瓜の涙」
...すうすうと風が吹き抜けるような気がする...
梅崎春生 「風宴」
...すうすう引きさかれ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...すうすうと、安らかな鼾(いびき)をかいている...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...あつい壁でも塀でも平気ですうすう通りぬけていったそうですぞ...
海野十三 「四次元漂流」
...すうすう小さい鼾をかいて寝てしまつた...
太宰治 「お伽草紙」
...すうすう小さい鼾をかいて寢てしまつた...
太宰治 「お伽草紙」
...場内の空気は街頭を流れるすうすうした風と変りがなく...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...すうすうと引く睡(ねむ)いような呼吸が聞え...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...口のあたりはまるで薄荷水でも滴(た)らしたようにすうすうしていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...唇のあたりの薄荷水を滴らしたようなすうすうした感じはもうなかったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...すうすう風の這入(はい)って来る食堂車でまずい食事をする...
永井荷風 「夏の町」
...鼻の穴がすうすう言う...
夏目漱石 「三四郎」
...なんだか気持がすうすうしてくる...
堀辰雄 「恢復期」
...なんだか氣持がすうすうしてくる...
堀辰雄 「恢復期」
...なんだかその鏡のなかを黒い影がすうすうと横切るので...
堀辰雄 「山日記 その一」
...深く息をしながらやっぱりすうすう寢てゐます...
宮澤賢治 「氷と後光」
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