...彼は廊下の端に置いてある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一時間ちかく井戸端をぐるぐるめぐり歩いて最近の感想を述べ合ひました...
太宰治 「このごろ」
...また一面には学者と世俗との間に存する誤解の溝渠(みぞ)を埋むる端緒ともなさんとするものなり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...日比谷公園から堀端一帯の青葉が一層色あざやかに輝き...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...生れついてのお役人の端くれではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとの組合員は全部端者(はもの)のように蔭に押し込められて中には顔さえも判明しないものが少くないので...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...端つこの方にゐた女主人のお兼を始めとして十三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は崖の端に腰をおろし...
久生十蘭 「海豹島」
...その距離を隔てた両端の事物に少しの変化も及ぼさずに...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...大公は極端な隠密行動をとる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...蝙蝠(こうもり)小僧とかいう老賊が端席へ出て...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...「しかしなんと言っても端物では邑井一(むらいはじめ)に兜をぬぎとうござんすね...
正岡容 「寄席」
...むつとして戻れば庭に柳かな 蓼太端唄(はうた)にて感心したり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...蒲団の端を捲った...
山本周五郎 「花も刀も」
...すぐ同じ街の西の端にある学校へ変った...
横光利一 「洋灯」
...と――そこが、藻抜(もぬ)けの殻(から)なので、「やや?」と、いった途端に、背後(うしろ)へかくしていた大刀が、チカッと、暗(やみ)の中に螢のような光を捩(よじ)らせる...
吉川英治 「江戸三国志」
...卒の中に入った下ッ端の張飛(ちょうひ)だ」賊は...
吉川英治 「三国志」
...それに対応して軒端の線も屋根の面も左右に至るに従って上へ彎曲している...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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