...)旗は竹竿の上端にかぶさっている可動性の竹の一片についていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...卓子の端に腰かけて片足をぶらぶらさしてゐた外電係兼國際論文記者が口を開くべき機會を得た...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...やっぱり別の人間に違いない」その夜仕事が終って寺を抜け出て通りへ出た途端(とたん)に...
海野十三 「奇賊悲願」
...中途半端の贋物(いかもの)ばかりでさ...
薄田泣菫 「茶話」
...木っ端なら木っ端と...
豊島与志雄 「古木」
...通りかかるお玉の姿が人の口の端(は)にのぼるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...終には村の南端の...
新美南吉 「耳」
...絵のいちばん端に描かれている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...こんな風に端(はし)のない絲をたぐるやうに考へがぐるぐるとめぐつてあるくのであつた...
平出修 「計画」
...軸と先端を覆っているイワシをかじったのだ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...その海岸の一方の端には...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...まったくかれはそのイタリア風の慇懃(いんぎん)(ばかていねい)を極端(きょくたん)に用(もち)いていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...足の下を覗くように崖端(がけはた)へ出て...
水上滝太郎 「山の手の子」
...それを縁端へ持って出て...
室生犀星 「後の日の童子」
...此(この)若い露西亜(ロシア)婦人は令嬢が百日咳のやうな気味である為(た)め冷たい空気の入(はひ)らないやうにと部屋の戸にも廊下の端の戸にも気を配つて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...首尾両端を持(じ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...――途端に、周馬を打った鉄扇が、ポンと返って、孫兵衛の目つぶしに飛んで来る...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...長火鉢から針箱の抽斗(ひきだし)まで引っかき廻して反古(ほご)らしいものを片っ端からあらためはじめた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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