...田端の跡を見たら今度はすぐに...
小穴隆一 「二つの繪」
...端的に綱様の物である事...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...皆の見ている前で、重箱の蓋に、一両の小判をきちんと載せ、玄関に置いて来て、「式台の右の端、最も暗いところへ置いて来ましたから、小判の主でないお方には、あるか無いか見定める事も出来ません...
太宰治 「新釈諸国噺」
...モリナーレの夫人(おくさま)が言ってらっしゃいましたわ」見てくれの悪い犬と言われた途端...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...端初の直接態はあのように抽象的でなければならなかったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...途端(とたん)に...
中島敦 「木乃伊」
...健三が受取った端書を手に持ったなり何時までも読みそうにしないので...
夏目漱石 「道草」
...あすこならばと考え出す途端(とたん)に...
夏目漱石 「夢十夜」
...これも初めの内や極端な中毒状態にはひつてからは別として...
南部修太郎 「阿片の味」
...痩せても枯れても大瀧清左衞門は武士の端くれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その紙の端つこの方に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...端麗な顏立ちも心配やら恐怖やらに歪(ゆが)んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その皮だけを道端に捨てて立ち去ったのよ」「世の中って汚いものね」子爵夫人はショールの端をいじくりながら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...端折(はしおり)つゞみ取上(とりあ)げて見(み)れば...
樋口一葉 「われから」
...ロープの端で終わりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...名和義高のごく最近な中央報告の一端だった...
吉川英治 「私本太平記」
...城下端(はず)れまで来たので...
吉川英治 「新書太閤記」
...ギネア海岸のポルトガル船は南航してアフリカの端に達し...
和辻哲郎 「鎖国」
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