...二十七妙子が端(はた)の迷惑や人の思わくも構わないで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その極端なものは...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...刀の錆(さび)にするにも足らない奴だがよい折柄(おりから)の端役(はやく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう言われてみると言葉の端々(はしばし)にも...
中里介山 「大菩薩峠」
...その扱帯の端でムク犬の首をグルグルと巻きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつも尖端(せんたん)を歩きたがる子供である...
中里介山 「大菩薩峠」
...極端に形容すれば...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...川端で鯉を料理して...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...」彼がさう思つて目あての家の方へ道を曲らうとした時道端の納屋の後ろから突然ぬつと一人の男が現はれた...
長與善郎 「青銅の基督」
...俗論(ぞくろん)だとか売国的説だとか異端(いたん)だとか議論はそっちのけにして...
新渡戸稲造 「自警録」
...七月十六日の夜(よ)は何処の店にも客人(きやくじん)入込(いりこ)みて都々一(どどいつ)端歌(はうた)の景気よく...
樋口一葉 「にごりえ」
...唇の両端が耳のそばまであがっていって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「そのあいだずっと暴れとおしたのかえ」「片っ端から傷だらけにしてやったわ」おちづは片手で...
山本周五郎 「風流太平記」
...何よりも先にイギリスとイタリーとが戦端を開きさえすればいいのですから……」「そんなに訳なく戦争を始めさせることが出来ますかしら」「なんでもないことです...
夢野久作 「女坑主」
...草川巡査の神経の端々を組んず...
夢野久作 「巡査辞職」
...草花が所々懸崕(けんがい)の端に咲いてゐる...
吉江孤雁 「夢」
...飛鳥の如く手元へ跳り込んだ途端...
吉川英治 「剣難女難」
...杯の端を舐(な)めるようなことをしている...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??