...牀といふは卓の一端の地上に敷ける藁蓆(わらむしろ)なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この廊下の他端の...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...上(あが)り端(はな)の障子が赤くなる...
伊藤左千夫 「浜菊」
...綱の端は怪塔から離れ...
海野十三 「怪塔王」
...途端にもう一つのことに気がついたのだった...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...そんな肉の切れッ端を後生大事に保存していたとは考えられないからである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...猿之助英国より絵端書を送り来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...たった一人列を離(はな)れて舞台の端(はし)に立ってるのがあるばかりだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...あたしが広縁のむこうの端へ出てきたら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...どの辺がコロ/\するんだ?」「右の端の……上の方だ……」「よし...
槇本楠郎 「栗ひろひ週間」
...その途端にすさまじいことが起った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...杉田玄端だといふ説もありますが...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...蠣船は貸端艇屋(かしボートや)や...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「向飯蠅先集如厠犬先走」これほど端的に朝鮮の生活を示した句もない...
柳宗悦 「全羅紀行」
...万端の固めもできています...
吉川英治 「黒田如水」
...異端者め」「誰がおるか...
吉川英治 「三国志」
...アッと、突き抜かれてみだれた神経の一部が、(――オオ、お通(つう))脳膜の中でさけぶと、武蔵の五体というものは、途端に、雪崩(なだれ)を打った崖のように、脆(もろ)いものになってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...各腕の先端より八センチの柔軟な黄色い管が突出...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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