...太平洋戦争中に竣工(しゅんこう)して...
海野十三 「海底都市」
...最長のもので百五十日間に竣工すべしと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...古河市兵衛の左右には「こんな短時日にこれほどの大工事が竣成できるものでない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...朝顏の夕(ゆふべ)を竣たぬ身に百年(もゝとせ)の末懸(すゑか)けて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...多くの犠牲者を出してようやく竣工しただけに...
田中貢太郎 「隧道内の怪火」
...二世紀前にその建物が竣工した時に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...明治の初年架橋工事の竣成(しゅんせい)と共にいずれも跡を絶ち今はただ浮世絵によって当時の光景を窺(うかが)うばかりである...
永井荷風 「日和下駄」
...惜しい事に未(ま)だ竣功(しゅんこう)の期に達せんので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...カザンスキ大伽藍――アレクサンドル一世が当時の著名な建築家ウォロニヒンをして造営せしめた大伽藍(一八一一年竣工)で...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...鉄道工事も既(も)う竣(をは)つた...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...竣工期限超過の日割払戻金の問題で...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...そこの竣工はまた...
吉川英治 「鬼」
...後三日もあれば難なく竣工(しゅんこう)――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでにその景観のあらましを竣工(しゅんこう)し終っていて...
吉川英治 「新書太閤記」
...竣工(しゅんこう)には二...
吉川英治 「親鸞」
...もう八分どおり竣工(しゅんこう)しかけていた...
吉川英治 「平の将門」
...九分九厘まで竣工(でき)た...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...が、次第にその御堂も荒頽して來たので、この大正六年から改築に着手し、十年十二月竣工、右の地藏尊を本尊として其處に安置する事になつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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