...六名の警官が立番してゐるので...
石川三四郎 「浪」
...根気よく立番をしていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...左右の大道路に立番をしていた巡査が一斉にこちらを向いて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...巡査は広い道路の向側に在る派出所へ連れて行き立番の巡査にわたくしを引渡したまま...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...夜もすがらここに立番をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...番太の老爺(おやじ)が立番をして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玄関に立番しているわけでもなかろう」「誰が立番なんぞするもんですか...
久生十蘭 「魔都」
...立番の私服には眼もくれず...
久生十蘭 「魔都」
...午前四時半以後は溜池署の刑事が扉の外で立番をし...
久生十蘭 「魔都」
...立番(たちばん)をしている兵隊の口髭が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今日も林の立番だなす...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...夜の立番もゆるめなかった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...雨の夜でも立番は欠かさなかったが...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...老人は立番の者を去らせ...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...木戸の立番のほかには人影もなかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...其処(そこ)にはナポレオン帽を被(かぶ)つてカアキイ色の服を着けた英国の陸兵が五六人望遠鏡を手にして立番(たちばん)をして居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...自体野天ばくちの立番でもしようという男に...
吉川英治 「野槌の百」
...ぼくはよくその仲間から立番を命じられた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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