...入口の処には二人の立番の外に...
石川啄木 「雲は天才である」
...立番の巡査もいなくなって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...巡査は広い道路の向側に在る派出所へ連れて行き立番の巡査にわたくしを引渡したまま...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...立番の巡査とはとうに馴染になっていて...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...門口へはずっと縄を張って巡査が立番をした...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...幾台かの自動車はそのために空(むな)しく幾日かを立番をして暮したほどである...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...立番の野郎までが嗤(わら)うあたしに...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...夜鷹の立番(たちばん)でしょう...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...その外で立番をしている人の気配がする...
久生十蘭 「魔都」
...午前四時半以後は溜池署の刑事が扉の外で立番をし...
久生十蘭 「魔都」
...夜の立番の規則をつくった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...老人は立番の者を去らせ...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...夜の立番はやめてしまった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...いかさま博奕(ばくち)の立番(たちばん)までやって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自体野天ばくちの立番でもしようという男に...
吉川英治 「野槌の百」
...又八が、そこを覗くと、「賭場(とば)へゆくのか」と、立番の男がいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...博奕(わるさ)の立番をして一飯(いっぱん)を得たり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぼくはよくその仲間から立番を命じられた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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