...六名の警官が立番してゐるので...
石川三四郎 「浪」
...赤い電燈の下に一人の正服巡査がぼんやりと立番をしていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...根気よく立番をしていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...立番の巡査もいなくなって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そこに一人の巡査が立番をしていた...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...長吉はいつも巡査が立番(たちばん)している左手の石橋(いしばし)から淡島(あわしま)さまの方までがずっと見透(みとお)される四辻(よつつじ)まで歩いて来て...
永井荷風 「すみだ川」
...巡査は広い道路の向側に在る派出所へ連れて行き立番の巡査にわたくしを引渡したまま...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...立番の野郎までが嗤(わら)うあたしに...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...その角から河岸っぷちまで止め繩を張りめぐらして番衆が六尺棒を持って立番をしている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...玄関に立番しているわけでもなかろう」「誰が立番なんぞするもんですか...
久生十蘭 「魔都」
...立番の私服には眼もくれず...
久生十蘭 「魔都」
...立番(たちばん)をしている兵隊の口髭が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...家の前にお巡査(まわり)さんが立番をしているんでございます」田舎から上京して間のない...
松本泰 「秘められたる挿話」
...今日も林の立番だなす...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...立番をさせることにしてゐた...
室生犀星 「めたん子傳」
...角々に立番がいて道を教えるくらいなんだぞ...
山本周五郎 「思い違い物語」
...木戸の立番のほかには人影もなかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...自体野天ばくちの立番でもしようという男に...
吉川英治 「野槌の百」
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