...その男の性質や性格に対する私の興味に...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...だがその中のルコックといふ男の性格と學識には...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...この文案を作製した綿貫なる男の性格を想像せしむるに足るから...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...葉子に言わせると男の性格にも欠陥があった...
徳田秋声 「仮装人物」
...つまり男の性欲を持っている私は...
外村繁 「澪標」
...よくこの男の性格を知っているつもりだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...極めて神妙に人の説を聞いているのがこの男の性質です...
中里介山 「大菩薩峠」
...今もいった通り多摩川の岸で船頭や粉挽をやっている位の男ですからいわゆる通人という部類の男ではありますまい――遊戯思想ということをもう少し厳粛に考えているかも知れません」「ところであの小説の中の Tsukue が主人公なのですか――よくあの男の性格をニヒリストだというのを聞きますが...
中里介山 「山道」
...あの男の性格はなどと手にとったように吹聴(ふいちょう)する先生があるがあれは利口の馬鹿と云うものでその日その日の自己を研究する能力さえないから...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...多分それはこの男の性格の生(き)一本さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見過しも聞き過しも出来ないのが此の男の性分でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大陸的な豊饒(ほうぜう)な男の性質に打たれて...
林芙美子 「浮雲」
...「君といふ男はそれでなかなか気むづかしやだからね」と「俺といふ男の性格をようく見ぬいてゐる友人」が主人公の「俺」に向つて云つてゐるのを「俺」も承認してはゐるが...
牧野信一 「海浜日誌」
...このふとった男の性格は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...率直な男の性を提出している...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...又この男の性質が結婚後...
三好十郎 「恐怖の季節」
...此男の性命を絶つた鋭い匕首は...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...しかし男の性質を底まで知り抜いている女には...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
便利!手書き漢字入力検索