...小林はあの眼鏡とあの立派に発達した足とをもってしても...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...別れてしまった以上は」ことばには立派に言って別れたものの...
伊藤左千夫 「春の潮」
...やつぱり立派に畫いて呉れと言つた...
小穴隆一 「二つの繪」
...また実行がなくとも芸術はいくらでも立派に成立するからである...
田山録弥 「不思議な鳥」
...しかし映画の時間は確かにある意味では立派に逆転し...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...もし捉えられても立派に弁解は出来るし...
豊島与志雄 「微笑」
...立派に大衆文芸の一分野を占めていいであろう...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...立派に筋の通った洒落だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...立派に友さんを承知させてしまったと受取っているのよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...南洋の豚は立派に泳ぐ...
中島敦 「光と風と夢」
...そうなればサモアは立派に存続できると思っているのか? 哀れな文学者よ...
中島敦 「光と風と夢」
...その考へ方自身は立派に科学的であるのが面白かつた...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...機械や設備が立派に揃えばそれに越したことはないが...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...人を突いた証拠が立派に揃っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...立派に旗本のお孃樣で通る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膳椀(ぜんわん)も布團も立派に使へるものばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...立派に甲野の家名を復活した...
山本周五郎 「風流太平記」
...一ツ思い切って立派にしてやれというので...
夢野久作 「近世快人伝」
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