...立派にお父さんの力になってくれる...
有島武郎 「星座」
...純潔――そんなものの無力を心でつねに主張している彼には(そして彼は十七歳の時から立派に純潔を踏みにじってきているのだ)小癪(こしゃく)にさわった...
有島武郎 「星座」
...雑誌も亦ビジネスとして立派に存立し得る事が証拠立てられてから...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...」と立派に肯定して置いて...
大杉栄 「日本脱出記」
...どんなに立派におなりか...
薄田泣菫 「茶話」
...まるで別世界のごとく立派に飾られ...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...今夜これから私とあの人と立派に肩を接して立ち並ぶ光景を...
太宰治 「駈込み訴え」
...若夫婦は立派にお葬式を出して...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...彼の過敏になった想像はもうそれが立派に生育して花をつけたさまを描いていた...
寺田寅彦 「球根」
...それで九州人の自然観や東北人の自然観といったようなものもそれぞれ立派に存立しうるわけである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...坊や」「親はなくても子は育つというからな」「両親とも立派にあるものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...颯爽(さっそう)とした(少くとも成人(おとな)の)議論の立派に出来る自分なのに...
中島敦 「光と風と夢」
...新しいストッキングが立派に買える...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...立派にしなければ...
夏目漱石 「坑夫」
...然るに此號が立派に公儀に通つて...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...すでにずっと立派に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうしてわたしがそれを羨もう? 人はこの職をいかに立派に行わせようかとは考えず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...立派に良人たる資格のある男だということを...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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