...立派にお父さんの力になってくれる...
有島武郎 「星座」
...もう立派に一人前の若者である...
石川啄木 「天鵞絨」
...教場も立派に飾られてゐて...
石川啄木 「二筋の血」
...この鉱山の三款などは立派にこれを削除してよろしい」満面に朱をそそぎ腕をふりまわして怒号していた正造は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかし僕の場合に限って立派に成功する望みがあったのです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ふみたば」
...立派に――あの枯松葉で...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...今では立派に肥(ふと)った母鶏(ははどり)になったのを...
永井荷風 「狐」
...英国のこの研究は立派に実用化されて...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...立派に筋が通りますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少なくともその時間だけは立派に光つて見える...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...また既に病死として立派に万事終わっていることを話してくれた...
橋本五郎 「地図にない街」
...立派に息の根をとめる事が出来るものであらうか...
林芙美子 「浮雲」
...貴方って立派に振舞ってたのね...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ここらも立派になった...
三好十郎 「樹氷」
...その非合理の秩序さえ立派に一つの理念としているのは...
横光利一 「旅愁」
...立派に立つ」と、うしろで叫んだのは秦野屋です...
吉川英治 「江戸三国志」
...立派に載っていたと思ったが...
吉川英治 「旗岡巡査」
...長崎で立派に医術の修業を習得して...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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