...よい方面に向えば勢い熱情となり立派な仕事を成し遂げるのですが...
上村松園 「作画について」
...ちょっと見るといかにも博愛の精神にかなう立派な仕事のように見えるが...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...何しろ立派な仕事場を持っておられたそうであるし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分はこれぐらいのことで死ぬような意気地(いくじ)なしやあれへん、なんぼでも生きてて、立派な仕事して、普通の人間よりずっと偉大な超人やいうこと見せてやりたい、光子さんかて死ぬぐらいな決心するのんやったら、自分と結婚してくれたらええやないか、今もいう通り、自分みたいなもん夫にするのん恥や思うのん間違うてるし、一層高尚な精神的結婚やいうように考えたら、――尤(もっと)もそないいうたとこで世間の奴らは理窟分らんと、いろいろな妨害するやろさかい、自分がこんな人間やいうこと無理にこっちから広告して歩かいでもええ、一人や二人噂するもんあったにしたかて、誰もちゃんとした証拠握ってるもんないねんよって、もしもそんなこと尋(た)ンねるもんあったら、完全に一人前の男やいうてて欲しい、――それが考えたらほんまに矛盾してますのんで、「ちょっとも悲観することない、超人や」いうぐらいやったら、何にもそないに秘密にせんかて大手振って歩いたらええのんに、何は措(お)いても邪魔這入(はい)らんうちに無事に結婚してしまお、それが第一の目的やさかいその目的果たすためには世間欺(だま)すいうこともやむをえん、自分らは誰にも退(ひ)け取らんいうことお腹(なか)の中でさい承知してたら差し支いないいいますねん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...純粋な物理学や化学の方面の仕事はどんな立派な仕事でも素人(しろうと)にはむつかし過ぎてわからないために...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...レーリーの立派な仕事の楽屋にはこの忠実な田舎漢(でんしゃかん)のかくれていた事を記念したい...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...立派な仕事をなさつて昭和五年に亡くなられたのですが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...ところでこういう立派な仕事が...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...もっと立派な仕事をするのが本当じゃないかと言いました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それ以上の立派な仕事が出来る人が日本に生まれ出て...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...しかしその頃京都大学で内田銀蔵先生が専門家として日本経済史その他の方面で立派な仕事をしていられたのにあまり注意しないでいたことを...
三木清 「読書遍歴」
...それはそれで本職となれば僕あ立派な仕事だと思っている...
三好十郎 「好日」
...幾多の個人的天才が立派な仕事を残しました...
柳宗悦 「民藝の性質」
...真に立派な仕事をしてくれたのである...
柳宗悦 「和紙十年」
...おれは立派な仕事ができると思った...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...立派な仕事をしてみせる...
山本周五郎 「さぶ」
...猫でもいいんだが……」「つまり犬殺しの反対の犬生かし業ですね」「まあ……そういったようなもんだが立派な仕事だよ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...立派な仕事でございますとも...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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