...阿五はまだ咸亨酒店の櫃台(スタンド)に凭れて酒を飲み...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...机上のスタンドのスイッチをひねって...
海野十三 「少年探偵長」
...電気スタンドの笠の蔭(かげ)になっていたけれど...
江戸川乱歩 「断崖」
...水色の覆いのかかった涼しそうなスタンドが枕許に点いていて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...京橋のすぐ近くのスタンド・バアの二階に自分は...
太宰治 「人間失格」
...スタンドに灯でも入れて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...全スタンド起立...
谷譲次 「踊る地平線」
...枕元の螢光燈のスタンドとが青白い圏(けん)を描いている中に曝されていた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...フローアスタンドのシェードの上に覆いを被せた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...スタンドに身をもたせてくねらしたり...
豊島与志雄 「朝やけ」
...スタンドの方へ寝返りを打つた...
林芙美子 「浮雲」
...手を振り廻した拍子にランプスタンドを落して壊した人がいる...
牧逸馬 「運命のSOS」
...メイン・スタンドの国旗席には試合開始の三十分も前からT・ルーズベルトが鼻眼鏡を光らせて場内の情景を見渡しながら...
牧野信一 「サクラの花びら」
...馬の首のついた中学生じみた文鎮のわきに明視スタンドが立っているのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...明治初年頃のすり硝子(ガラス)の笠を持つ電気スタンドを...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...あすこはいまガソリン・スタンドになっているよ」「そうなの...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...其処(そこ)から汽船で白耳義(ベルジツク)のオスタンドへ渡る積(つも)りだ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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