...君の藝術批評が立派なものであるとしたなら...
太宰治 「陰火」
...使っている材木を見るとなかなか五十年や百年で大きくなったとは思われないような立派なものがある...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...なかなか手にはいらない立派なものなんだから...
豊島与志雄 「黒点」
...人間として立派なものになってお目にかけます...
豊島与志雄 「変な男」
...英語版の立派なものを一本作って献上することになった...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...そんな立派なものは見た事がないですよ」「あらいやだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人品骨柄さすがに立派なものです...
野村胡堂 「古銭の謎」
...近頃の彼の作は立派なものだろうと思う...
平林初之輔 「江戸川乱歩」
...金剛石(ダイヤモンド)は――そのなかにはとても大きい立派なものもあったが――みんなで百十個あり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...インド等に見ざる特殊な立派なものが数限りなく造り出されている...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...ずっと立派なものを作り出したのである...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...立派なものの傍らに見るに堪えない品が列(なら)んでいる例は余りにも多いのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...いよいよ立派なものになって行く...
夢野久作 「能とは何か」
...今の御演奏はまことに御立派なものだと...
横光利一 「旅愁」
...人間のいない世界でだけ完全に立派なもの以外に信用しない癖を...
横光利一 「旅愁」
...その周囲には石の欄干が取りつけてある立派なものであった...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...立派なものだとのことであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...立派なものは皆ヨーロッパから来たものであるから適当な品がない...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索