...また立派なものでした...
淡島寒月 「銀座は昔からハイカラな所」
...現今の細目は實に立派なもので...
石川啄木 「雲は天才である」
...戦争直後の危険の多いビルマに昭南からわざわざやって来た伊原氏は仏教国である以上は仏教芸術の立派なものが存在するに違いないという憧憬を持って来たのだが...
高見順 「仏像とパゴダ」
...栗梅色(くりうめいろ)に塗(ぬ)った真新(まあたら)しい箱馬車式(はこばしゃしき)の立派なものだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...名前をおぼえてゐるやうな本はたいてい立派なものだつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかし研究室は立派なものである...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...清はおれをもって将来立身出世して立派なものになると思い込んでいた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...けれども中には別にこれと云って目立つほどの立派なものも這入っていない...
夏目漱石 「門」
...「手水鉢は自然石のまことに立派なものですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...立派なものでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前さんの服装をもっと立派なものに変えてみようではないか...
橋本五郎 「地図にない街」
...立派なものを置いてゆくのだつた...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...立派なものであろうとの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...よし又詩的に小説的に理想化せられ得るとしても――多くの人々が立派なものと思って居る豊富な美食を求めようとする目的と同じく価値のない目的である...
宮本百合子 「結婚に関し、レークジョージ、雑」
...而(しか)も我假名遣と云ふものは Sanskrit に較べてもそんなに劣つて居らぬやうな立派なものであつて...
森鴎外 「假名遣意見」
...何も名のある立派なものは出てこない...
柳宗悦 「京都の朝市」
...如何に沖縄の瓦が瓦として立派なものであるかを首肯(うなずか)れるでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...立派なものは皆ヨーロッパから来たものであるから適当な品がない...
和辻哲郎 「鎖国」
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