...その純な色と模様とは実に立派なものであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...その代りにグランドピアノの立派なものを買ってやったのです」「それじゃ譲治さんがほんとに冬子さんを愛していたものとは思われませんね...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...両君の書斎が又愛書家にふさはしい洵に立派なものである...
辰野隆 「書狼書豚」
...高井橋といふ吊橋も立派なものである...
種田山頭火 「旅日記」
...花崗石(みかげいし)の立派なもので...
田山花袋 「田舎教師」
...今時としては立派なものではあるだろうが...
豊島与志雄 「自由人」
...行末立派なものにおなりなさるに相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どうして、どうして、立派なものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...すっかり御化粧したら立派なものになります」と慰めてくれた...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...三ベントレーの写真集は前述のように立派なものではあるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...人品骨柄さすがに立派なものです...
野村胡堂 「古銭の謎」
...「これは立派なものだ」真物(ほんもの)の金唐革(きんからかわ)で張りつめた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男にしてみても仲々立派なもので...
林芙美子 「小さい花」
...立派なものだつたので...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...立派なものであろうとの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...伊能の事業はその結果が立派なものであったというだけではなく...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...ことにその品質においては確かに昔の方が立派なものが多かった...
柳田国男 「家の話」
...いよいよ立派なものになって行く...
夢野久作 「能とは何か」
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