...およそこの田舎町に似合わしからぬ立派なもので...
海野十三 「雷」
...立派なものに候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...それは決して彫刻的に立派なものだとは言えないけれど何かしら敬虔な気持にさせられるそうした彫刻であることは慥(たし)かだ...
高見順 「仏像とパゴダ」
...司法官としては立派なものだと思うがねえ...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...之に反して科学(主に自然科学のことだが)は立派なものである...
戸坂潤 「読書法」
...今時としては立派なものではあるだろうが...
豊島与志雄 「自由人」
...精神は立派なものであるといふことを主張して...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...硯友社(けんゆうしゃ)の芸術を立派なもの...
永井荷風 「深川の唄」
...何しろ立派なものと心得ていたんでしょう...
夏目漱石 「創作家の態度」
...善を尽し美を尽した立派なものであった...
夏目漱石 「道草」
...「これは立派なものだ」真物(ほんもの)の金唐革(きんからかわ)で張りつめた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金物細工であるとか立派なものが出來る...
松本文三郎 「印度の聖人」
...あの才筆とともなってどんなに立派なものが遺されたかしれないと思う...
宮本百合子 「紅葉山人と一葉女史」
...この人々に約束した褒美は立派なものだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...後になって立派なものを県外に持出したといって...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...今描く漆絵(うるしえ)としては最も立派なものといえましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...立派なものがあるなら...
横光利一 「旅愁」
...そしてきつと立派なものが出来たらうと思ふんですがね...
與謝野晶子 「女が来て」
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