...立往生して了った...
石川欣一 「可愛い山」
...みな立往生である...
海野十三 「火星兵団」
...出てきて見れば弁慶の立往生じゃ」正造はまた川原の方を見返しながら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...胸をどきんとしながら立往生させたのであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...昨日も三角の宿題が出來ぬので立往生をした...
高濱虚子 「俳諧師」
...其立往生して居つた幕府をぽつと押倒したに過ぎない...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...ついに力尽きてトンネルの中で立往生してしまうことが度々ある...
永井隆 「この子を残して」
...この屋敷の中で立往生をしていやがる...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの晩車夫が梶棒(かじぼう)を握ったまま立往生をしたのはこのへんだろうと思う所を見廻した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自分は立往生って訳もなかろう」「今になって考えりゃ...
夏目漱石 「明暗」
...その儘(まま)一時間位立往生したようなことがよくあった...
「私の経過した学生時代」
...何度も立往生せざるを得なかった...
堀辰雄 「雉子日記」
...立往生の態であつた...
牧野信一 「心象風景」
...未だ葬列のなが/\と徒歩でつづいて市電を立往生させてゐた街頭よ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...電車が二台、立往生して、大横丁の角で燃えていた...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...年ふれど色は変らじ松が枝の下露あびて墓標は立ちけり私は立往生をしたという衣川と...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...立往生というのも実は溺死で...
柳田国男 「雪国の春」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??