...立往生して了った...
石川欣一 「可愛い山」
...僕は立往生(たちおうじょう)をしていた...
海野十三 「海底都市」
...出てきて見れば弁慶の立往生じゃ」正造はまた川原の方を見返しながら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...したがって、「立往生」とか、とうとう降参して「往生」したなどというのは、要するに、往生に対する認識不足といわねばなりません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...どうにも滑つて歩けずたうとう停車場の前で立往生いたしてしまひました...
辻村もと子 「早春箋」
...政界の立往生を為すの外なきに至らむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ついに力尽きてトンネルの中で立往生してしまうことが度々ある...
永井隆 「この子を残して」
...立往生(たちおうじょう)をする代りに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ああしてせいぜい地上を走っているそのうちには前途から誰か心得のある奴が出て来て取捕まえてくれるか、そうでなければ馬め自身が行詰るところまで行って、立往生するか、顛落(てんらく)するかよりほかはないものだ――ただ、往来雑沓(ざっとう)の町中ででもあるというと、他の人畜に危害を与えるおそれもあるが、その点に於てこういう野中では安心なものだ――という腹が米友にあるから、焦(あせ)りつつも、いくらかの余裕をもって走ることができるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...或る場合にはそれが「立往生」を余儀なくされるのも当然の成り行きであると考えられる...
中谷宇吉郎 「雪」
...余のごときは毎々一時間ぶっ通しに立往生をしたものだ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...自分は立往生って訳もなかろう」「今になって考えりゃ...
夏目漱石 「明暗」
...虎の門からぐいと折れて、或急な坂をのぼり出すと、その中腹に一台の自動車が道端の溝へはまり込んで、雪をかぶった儘(まま)、立往生していた...
堀辰雄 「菜穂子」
...立往生の態であつた...
牧野信一 「心象風景」
...見事敵の逆手に陥つて立往生の両天秤にかゝつてゐるのだ...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...未だ葬列のなが/\と徒歩でつづいて市電を立往生させてゐた街頭よ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...立往生にさせて打ち取らんは今にあり...
吉川英治 「新書太閤記」
...橋上の立往生を遂げてしまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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