...乗り移るや否(いな)、船頭直に櫓を執り、熟地に向う、漁史膝を抱きて、四辺(しへん)を眺めながら、昨日一昨日の漁況は如何(いかが)なりしと問えば、『一昨夜は、例の浅草の旦那と出でたりしが、思わざる事件持ち上りたり』という...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漁史自ら「鈎政(はりまさ)」に型を授けて...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...綸を手繰れる漁史は...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漁史は、手応の案外強きに呆れ、多少危懼せざるに非ざれども、手繰るに従いて、徐々(しずしず)相近づくにぞ、手を濡らしつつ、風強き日の、十枚紙鳶(だこ)など手繰る如く、漸く引き寄す...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漁史綸を出しながら小声に...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漁史の肩に手かけ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漁史の見聞せし一二事を摘録(てきろく)して...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...それを千駄木の鴎外漁史が評して...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...鴎外漁史(おうぐわいぎよし)もまだその処女作『舞姫』を世に公にしなかつた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...鴎外漁史は二十四年の中頃あたりから段々文壇に其姿を現はして来た...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...鴎外漁史が出てからである...
田山録弥 「明治文学の概観」
...鴎外漁史の飜訳は...
田山録弥 「明治文学の概観」
...鴎外漁史の名は水沫集の著ありて以來人口に膾炙すと雖...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...柳村先生(りうそんせんせい)既になく鴎外漁史(おうぐわいぎよし)も亦姿をかくしぬ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...この鴎外漁史と云う称(となえ)は...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...鴎外漁史はここに死んだ...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...況(いわん)や鴎外漁史は一の抽象人物で...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...号を江漢漁史(こうかんぎょし)といって...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??