...乗り移るや否(いな)、船頭直に櫓を執り、熟地に向う、漁史膝を抱きて、四辺(しへん)を眺めながら、昨日一昨日の漁況は如何(いかが)なりしと問えば、『一昨夜は、例の浅草の旦那と出でたりしが、思わざる事件持ち上りたり』という...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...綸を手繰れる漁史は...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漁史の肩に手かけ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...再び燃さんとせし漁史の手をおさえて言う...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...鴎外漁史は曾つてS・S・S・社を代表して「しがらみ艸紙(さうし)」の本領を論ぜしことあり...
石橋忍月 「罪過論」
...鴎外漁史の「舞姫」が国民之友新年附録中に就(つい)て第一の傑作たるは世人の許す所なり...
石橋忍月 「舞姫」
...本郷千駄木町(ほんごうせんだぎちょう)の鴎外(おうがい)漁史なり凡例一 この書題して「少年文学」といへるは...
巌谷小波 「こがね丸」
...鴎外漁史を主人公にしてゐるものだといふことを私は後に聞いた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...露伴や思軒は硯友社の同人よりも無論鴎外漁史に近かつたが...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...鴎外漁史の文章は...
田山録弥 「明治文学の概観」
...実際評論壇に於ける第一人は鴎外漁史であつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...鴎外漁史の名は水沫集の著ありて以來人口に膾炙すと雖...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...柳村先生(りうそんせんせい)既になく鴎外漁史(おうぐわいぎよし)も亦姿をかくしぬ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...(あとで鴎外漁史が既に「かげくさ」の中でこの不遇な詩人と獨逸の詩人クライストとを比べてゐることを知つた...
堀辰雄 「我思古人」
...しかしその「かげ草」には鴎外漁史の書畫の寫眞版が載つてゐたり...
堀辰雄 「本のこと」
...しかもその過去の文壇の一分子たりし鴎外漁史の事である...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...鴎外漁史はここに死んだ...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...号を江漢漁史(こうかんぎょし)といって...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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