...倉本某方の左手にある銀杏(いちょう)の大樹の下に毎夜年若き幽霊立ち現れて...
井上円了 「おばけの正体」
...そしてのこのこと立ち現れて...
海野十三 「大使館の始末機関」
...肩から防空面(ぼうくうめん)の入った袋をかけて玄関に立ち現れた...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...ある砲彈坑の中から黒い影が立ち現れた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...足音もなく千代乃が立ち現れて...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...緻密にそれ自身を科学の隙間から突如として立ち現れ来るのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...帚葉翁が古帽子をかぶり日光下駄をはいて毎夜かかさず尾張町の三越前に立ち現れたのはその頃からであった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...間もなく座持ちのいい乙姫さまが立ち現れて来ます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...全身水に濡れたまま忽然と立ち現れ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...立ち現れたのやら...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...俺は何れの説に対しても断然たる否定の楯を振り翳して立ち現れたテテツクスの近衛兵だ...
牧野信一 「歌へる日まで」
...折々パッと異国の花が開いたようにライナーがほかならぬアメリカの最も尖端的な表情で立ち現れる瞬間がある...
宮本百合子 「映画の語る現実」
...歴史の新たな担いてとして立ち現れた階級が持っている必然的な質のちがいが...
宮本百合子 「窪川稲子のこと」
...生きてゆく良心の課題として立ち現れて来ているとさえ思えるのである...
宮本百合子 「現実に立って」
...容赦ない批評家として立ち現れたのである...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...そして円周や弧線の上に続いてゐる絶えまもないそれらの瞬間の風に揺いでゐる帷のやうな中心にやがてあなたの落ちついた耳は颯々と迸りただ一すぢに疾走するその健気な意志のありかを聞きとらないでせうか? そしてまたそれの努力の頂点に華やかな円天井の頂きに代るがはる立ち現れては死んでゆく水の作つた小さなオレンヂのころころと閃めいて触れあふ微かな響をも間もなくあなたの心は捕へたいと願ふでせう...
三好達治 「測量船拾遺」
...長槍を持って一艇の舳(みよし)に立ち現れ...
吉川英治 「三国志」
...韓浩(かんこう)先頭に立ち現れ...
吉川英治 「三国志」
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