...さて再びリッターの研究に立ち帰るのであるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...結局に於いて又いつもそこに立ち帰ることを約束している処の...
戸坂潤 「技術の哲学」
...酒におぼれ女におぼれて立ち帰ることを知らない人々...
羽仁もと子 「おさなご」
...わたくしは後に至つて又此問題に立ち帰るであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...以前の子供は春の立ち帰るを待ち兼ねて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...無常の風に会って又もとの水と空気にフッと立ち帰るまでのお慰みが所謂人生という奴だ...
夢野久作 「近世快人伝」
...かくして小生は主義も理想もない天空快濶な自然の児(こ)に立ち帰る事が出来ました...
夢野久作 「暗黒公使」
...一応司祭者たる御隠家様にお礼も申さず立ち帰るやつがあるか...
吉川英治 「江戸三国志」
...いずれ一度は立ち帰るが」と...
吉川英治 「黒田如水」
...河北におわすと聞く故主玄徳のもとへ立ち帰る途中であるが」「さらば...
吉川英治 「三国志」
...にわかに荊州へ立ち帰ることとなった...
吉川英治 「三国志」
...立ち帰るといたそう」「ぜひもない」彦右衛門は...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのまま関へ立ち帰るがよい」「お云いふくめの儀...
吉川英治 「新書太閤記」
...上野介は立ち帰るに相違ありません』『この機を外しては』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...欺瞞(ぎまん)されて立ち帰るような吾々ではない...
吉川英治 「親鸞」
...急に仮病をとなえて本国へ立ち帰るのだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...今度徳川家にとってある重大な殊勲(しゅくん)をかがやかせて立ち帰るそうだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...門前に額(ぬか)ずいたまま立ち帰る者もあった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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