...そして両手ばかりではなく、両方の足首も、この輪のなかにしっかり、かけておく必要があった...
海野十三 「太平洋魔城」
...それから、両方の足首にも...
江戸川乱歩 「影男」
...無感覚になりかけた両方の足を擦り合わした...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...無感覚になりかけた両方の足を擦り合はした...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...じれったそうにかわるがわる両方の足を置き換えながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...両方の足の先は、軍隊用のゲートルみたいな布(きれ)でぐるぐる巻いてあった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...三尺ばかりの鎖のついた足環を両方の足に嵌め...
久生十蘭 「ノア」
...両方の足の腱が針金にでもなつたやうである...
北條民雄 「道化芝居」
...キチンと座ったまま両方の足の親指と親指とを重ね合い...
正岡容 「寄席」
...湯が両方の足に沁(し)む...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...両方の足の緒をむすんでしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
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