...6外面道徳の專權は精神を萎縮し窒息せしめる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...笑いに窒息しかけながらも...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの勇敢なプリニイを窒息させたんですね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...窒息(ちっそく)するなどとは...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...おれは飢え死にかと思っていたが、窒息だった...
江戸川乱歩 「影男」
...風に吹かれるとかえって余計に暑くて窒息しそうで...
寺田寅彦 「夏」
...窒扶斯(ちぶす)で草葺の避病院が一ぱいになる年がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私は害悪な精神界に窒息しかけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...窒息した樅(もみ)からたれてる幾つもの大きな蜘蛛(くも)の巣の下を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肉体は酸素・窒素・炭素・水素・カルシュームなどの元素が有機的に集合したものである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...人は煙のために窒息してしまわねばならないことは明らかです...
中里介山 「大菩薩峠」
...濛々(もうもう)たる灰煙の降りそそぐのに窒息を感じていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その邊に居る者を皆(みん)な窒息(ちつそく)させて了ひさうでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十三人をのぞいて他の百二十三人はことごとく窒息のために死んでいた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
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堀辰雄 「X氏の手帳」
...かえってそれらを窒息させた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...子供たちは今こそ教室の窒息しさうな空気からも...
吉田絃二郎 「八月の星座」
...キリスト教によって殆んど窒息せしめられていたシリア地方のギリシア精神の如きも...
和辻哲郎 「鎖国」
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