...人間は繭をすつかり蒸気で窒息させはしない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「炎症の熱は傷から強くなり窒息をひきおこし...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...肺炎でも窒扶斯でもありませんな...
徳田秋聲 「和解」
...炭素説・窒素説・蛋白質説・生活蛋白分子説・不安定蛋白体説・側鎖原子族説・窒素中堅説・生活源説・其の他・酵素説・ヴィタミン説・等々の生命原因諸説は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...フランスは諸民衆を窒息せしめんがためにではなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...文明世界の大都市の中では窒息しそうだ...
中島敦 「光と風と夢」
...糜爛性ガス、催涙性毒ガス、窒息性毒ガス、あのガラスの筒が投下された瞬間を想像するとぞっとしてしまふのだった...
原民喜 「稲妻」
...頭を水の中に突っこんで窒息させ...
久生十蘭 「海難記」
...完全ニ窒息スルトコロニテ止ム...
久生十蘭 「ノア」
...さては腸窒扶斯(チブス)病との診断にて...
福田英子 「妾の半生涯」
...窒息(ちつそく)させないで下さい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どんなに窒息的なものであるかを...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』)」
...呼吸さえ窒(つま)るような昂奮を感じた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...吸入が窒ったとか...
室生犀星 「童子」
...凝乎(じっ)としては熱風で息が窒(つ)まりそうだった...
室生犀星 「野に臥す者」
...この棒と海綿とを喉に突っ込んで自ら窒息した」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...山々の青葉を渡る朝風をピッタリと窒息させ...
夢野久作 「巡査辞職」
...彼女の唇に情熱の迸(ほとばし)るままに甘い窒息(ちっそく)を与えた...
吉川英治 「鬼」
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