...崖下の突端(とっぱずれ)の処ですが...
泉鏡花 「悪獣篇」
...三八 磯の突端のどこでも...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...城砦(とりで)のごとくに張り出した突端……そこにはアカンザス模様の円柱に蔓草(つるぐさ)が一杯に纏(まつ)わり付いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...権兵衛は東側の堰堤を伝って突端の方へ往こうとしていた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...岬(みさき)の突端に往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...河口の左側突端に「唐人屋舖」があり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...手のひら雲の中指にあたるその突端から...
永井隆 「長崎の鐘」
...針のように細いしかし強い線で描かれた指節の突端が...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...岬の突端からほんの少し離れて小さい岩の島がある...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...海岸の突端に、石炭運搬路がくすぼつて見えるが、今まで美しい風景を見なれて来た眼には、何となくそぐわない感じだ...
長谷健 「天草の春」
...防波堤の突端にある燈台の灯が...
火野葦平 「花と龍」
...其処が岬の突端で道は断崖を指し...
牧野信一 「環魚洞風景」
...日本の一番突端の...
柳田国男 「海上の道」
...そこから二百米突(メートル)ばかり隔った半島の突端...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...意外にもS岬の突端の岩山の上で...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...海岸の總ての突端は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...丑之助の腰の辺に杖の突端がコツンとあたった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大いなる流れが永遠の暗黒へと流れ込み始めた麓の丘の突端に絢爛たる案内塔を刻んだのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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