...下(した)から突支棒(つツかひぼう)にした高樓(たかどの)なぞは...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...英吉はまた火箸を突支棒(つっかいぼう)のようにして...
泉鏡花 「婦系図」
...けれどみのるの眼の前には直ぐ義男と云ふ突支棒(つつかひばう)が現はれてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...お島は夜自分の部屋の襖(ふすま)に心張棒(しんばりぼう)を突支(つっか)えておいたりしなければならなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...突支棒(つつかへぼう)でもしておかれたら何うですかね...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...その突支棒がまた恐ろしく奇麗に緑いろのペンキで塗りたててある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「突支棒(つっかいぼう)をしなきゃだめだ」強風に揉(も)まれて...
山本周五郎 「さぶ」
...杉丸太で突支棒をしたり...
山本周五郎 「さぶ」
...……ハテナ……内側から堅固(じょうぶ)な閂(かんぬき)が突支(つっか)ってあるのかな……...
夢野久作 「白菊」
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