...しかし悪運つよい怪塔王のことですから...
海野十三 「怪塔王」
...悪運の強い畑柳にも...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...こいつらは悪運つよくも...
江戸川乱歩 「大金塊」
...あんたは――運が強い」「悪運か? おだてたって駄目だい」「ちょいと...
高見順 「いやな感じ」
...N君は帽子を脱いでその家へはひり、しばらくして、笑ひを噛み殺してゐるやうな顔をして出て来て、「悪運つよし...
太宰治 「津軽」
...私の悪運はなか/\強いわい! 祝すべきか...
種田山頭火 「其中日記」
...運――悪運――が向いて来て...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君は悪運の強い人だよ...
林芙美子 「晩菊」
...自分から悪運をひきだしていよいよ不幸を深めて行く...
久生十蘭 「海難記」
...放埓な夢想に耽りだしたところから悪運がはじまった...
久生十蘭 「海難記」
...この悪運から遁(のが)れる途(みち)はなかった...
久生十蘭 「地底獣国」
...悪運の先駆けと思わざるを得ないというのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...悪運がつきまとつてるとでも言ふのでせうか...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...悪運はつねに彼の上にあった...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...その悪法とこれが悪運用は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さては悪運強く今日まで生きのびておったのか」「うーむ...
吉川英治 「剣難女難」
...悪運尽きた百年目と観念して...
吉川英治 「剣難女難」
...悪運はやっぱり当てにはなるめえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索