...白くなつて小く殘つてゐる其灰を突く...
石川啄木 「足跡」
...雲突く修験山伏(すげんやまぶし)か...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それで突くまねをしてから取ったと云います...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...鋭く長き槍はその根元に於て穗を碎く――デーイポボスは剛勇のメーリオネース突く槍を恐るるあまり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されど誰しも投げ槍にまた突く槍に敵將の身を疵つくることを得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...兵馬に米友を突くの心なしと見て取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...突くにはうまく突いたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...暗闇を眺め乍ら喉を突く人間は無いよ」「さう言へばその通りだが――」三輪の萬七は考へ込みましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろから突くのはあんまり卑怯(ひけふ)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...槍は捻つて抉(ゑぐ)るやうに突くものだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...魚を突く道具ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斬るなり突くなりしていたら...
久生十蘭 「湖畔」
...ボイオティア勢をやりすごしてその背後を突く格好の機運を恵まれながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...即ち単に「突く衝石(つくし)」という以外に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...胸突くような坂を登る毎に...
横光利一 「欧洲紀行」
...暗中匕首(あいくち)を探ぐってぐっと横腹を突くように...
横光利一 「微笑」
...ぽんと背を突くと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それは十年前のシャビエルの計画に従って日本の精神的中枢を突くことであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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