...彼の實力よりも遙かに大なる活動範圍を有する『空想力』といふ險呑千萬な天資を享けてゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...怪談がいちばん僕の空想力を刺激するようです」「こんな怪談はどうだ」馬場は下唇をちろと舐めた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...先天的空想力(カントの先験的構想力)による認識理論や芸術理論...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ほとんど一人で恋愛を創(つく)り出すに足りるほどの空想力が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空想力を楽しましめるに充分な読物が現れ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...より充分な「空想力」が無ければ書くことは困難である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...豊富な空想力を涵養しなくてはならぬ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...その道義心は彼の空想力と違って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...驚くべきフアンタジイの空想力で...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...我々の物には空想力が缺乏し...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...私は自分の空想力でやつとそれを補ひながら讀んで見たのであるが...
堀辰雄 「旅の繪」
...あなたの証言によればモートン氏は気難しくて、空想力豊かで、張りつめた神経の持ち主で、とても感じやすい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...さつぱりと空想力が働いて來なかつた...
牧野信一 「痴日」
...空想力もゆたかでたのしんでいるところ遙かに面白かった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ゆたかな空想力によって...
矢崎源九郎 「「ニールスのふしぎな旅 上」まえがき」
...空想力を働かせてゐたが...
吉川英治 「折々の記」
...そして「西遊記」の作者の空想力にあらためて驚嘆したですよ...
吉川英治 「小説のタネ」
...あの雄大な空想力というものは...
吉川英治 「小説のタネ」
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