...青木さんは函(はこ)の巻煙草を取つて火をお付けになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...御自分のなすったことに一層醜い色をお付けになるようなものですわ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...あなたの姉妹(シスター)の名前を付けるつもりだと言われましたね? 何とお付けになります?」と...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...足許(あしもと)に気イお付けなすって……」詳しくいえば...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そしたら気をお付けなさって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お気をお付けたがええぞなもし」「何ですかい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...あの吉川(よしかわ)先生がお付けたのじゃがなもし」「そのマドンナが不たしかなんですかい」「そのマドンナさんが不たしかなマドンナさんでな...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...お肴(さかな)にはろくに手もお付けになりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「そらそら、気をお付けなね...
二葉亭四迷 「浮雲」
...盆暮にゃお付け届けをしてやるから...
正岡容 「寄席」
...梅の枝へお付けになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女一(にょいち)の宮(みや)に高貴な侍女をお付けになりたいと思召す心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「どうしたのだ、気をお付け...
室生犀星 「ゆめの話」
...二村共に神様のお付けになった古い名だといっております...
柳田國男 「日本の伝説」
...一服お付けなすって……ハハア...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...お気をお付け遊ばせ...
夢野久作 「白髪小僧」
...これから余程気をお付けにならんと...
夢野久作 「霊感!」
...私を柴田殿の組下へお付け下さい...
吉川英治 「新書太閤記」
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