...彼は思へり、「平家は、栄華身に余り、積悪年久しく、運命末に望めり」と...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...しかし積悪の報(むくい)と思えば...
芥川龍之介 「報恩記」
...積悪(せきあく)の醤や油の天命じゃろうよ」...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...積悪の家に却つて余慶のある事もある...
丘浅次郎 「人類の将来」
...俺は奴らの積悪に対してこれは当然のことだと考える...
高見順 「いやな感じ」
...父子二代の積悪(せきあく)はたして如来(にょらい)の許し給(たも)うや否(いな)や...
太宰治 「新釈諸国噺」
...積悪の報いいたしかたなし...
種田山頭火 「其中日記」
...何事も積悪の報い...
種田山頭火 「其中日記」
...癲癇(てんかん)になつたのも積悪の報だらう...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...積悪の家には余殃(よおう)あり...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人の佐吉は積悪(せきあく)に責めさいなまれるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...国民の前に自分たちの過去の積悪を愧(は)じ入ると共に摯実(しじつ)な内省の人に帰らざるを得ないであろう...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
......
吉川英治 「私本太平記」
...その積悪がバレた末...
吉川英治 「新・水滸伝」
...積悪(せきあく)の酬(むく)いのため...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??