...アル中種々相総論このアル中は...
石川欣一 「可愛い山」
...スキー・マニアの種々相を書くというのだから...
石川欣一 「山を思う」
...さうした草木の生活の種々相を凝視してゐることによつて...
薄田泣菫 「独楽園」
...この三体の中(うち)には仏の種々相が含まれているからです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...例のグレーヴス二等書記官たちとも種々相談してくれたのであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そしてライムハウスの――一くちに言えば大ろんどんの生活種々相が走り過ぎる...
谷譲次 「踊る地平線」
...この『徒然草』第百九十四段の中の「嘘に対する人々の態度の種々相」とかなりまでぴったり当て嵌(は)まるのは実に面白いと思う...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...景色などというのも畢竟(ひっきょう)はこの潜在的連想の動態の種々相による分類であるに過ぎないと思われる...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...そしてそこで種々相談をこらした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人生の辛労の種々相を嘗(な)め尽した...
野村胡堂 「楽聖物語」
...変化きわまりなき種々相と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...金に支配されて、泣く者、怒る者、命まで投げ出そうとする者、その種々相が、江戸っ子で貧乏で、三両も三千両も同じように考えている平次には腹立たしかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大に眼を開いて万般の事象特に人間界の種々相に歌材を求める時代がその内には来ようから...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この人を交えて種々相談のあげく...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...それから発足した範囲の広い愛の種々相に対して...
宮本百合子 「愛は神秘な修道場」
...地震に先だつ魚類の異常行動の種々相地震の起こる前に観察された魚類の異常行動の例を集めて調べて見ると...
武者金吉 「地震なまず」
...単調のみあって、種々相がない...
柳宗悦 「工藝の道」
...当時の歌人らは自然の種々相を活発に鋭敏に感受した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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