...夜(よる)の稜威(みいづ)暴風(あらし)の襲來(おそひ)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...五稜廓(ごりょうかく)で奮戦した榎本武揚(えのもとたけあき)氏とも往来をして非常な徳川贔負(びいき)の人であって剣道も能く出来た豪傑...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...あるいは六面体八面体十二面体の面や稜(りょう)に字句を配置してそれをぐるぐる回転するとかいうところまで行ってはどうかと思うのである...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...小我を捨てて大いなる御稜威に生き国民としての真生命を発揮する所以である...
戸坂潤 「社会時評」
...濃藍色の山稜を離れたことだろう...
外村繁 「澪標」
...そつけない三稜形(りようけい)の種(たね)が膨(ふく)れつゝまだ一杯(ぱい)に白(しろ)い蕎麥畑(そばばたけ)やそれから陸稻畑(をかぼばたけ)の上(うへ)に囀(さへづ)つた...
長塚節 「土」
......
長塚節 「土」
...この五竜から連なる山稜は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...顴骨稜々とした偉丈夫で...
野村胡堂 「江戸の火術」
...はるか遠いその稜線(りょうせん)のうえに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...箱館(はこだて)の五稜郭(ごりょうかく)開城(かいじょう)のとき...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...満潮および干潮にさいして漲落(ちょうらく)する波濤が岩石および暗礁の稜(りょう)に激して互いに衝突するためにほかならず...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...一九一六年版ホワイトヘッドの南印度村神誌六〇頁)パンジャブのシァルコット砦を築くに東南の稜堡が幾度も崩れたので...
南方熊楠 「人柱の話」
...東の稜(かど)ばった燧石(ひうちいし)の山を越(こ)えて...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...早池峰(はやちね)の西どなりの群青(ぐんじゃう)の山の稜(りょう)が一つ澱(よど)んだ白雲に浮き出した...
宮沢賢治 「山地の稜」
...また近頃我国の婦人がその脇腹を武装し始めたあのでっかい稜堡(りょうほ)*は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...上赤坂の三面の谷あいを除く一条の馬ノ背道の稜線(りょうせん)で...
吉川英治 「私本太平記」
...磐梯山と猫間ヶ嶽の山稜に...
吉川英治 「随筆 新平家」
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