...エム・ピクテーの所の三角稜(プリズム)を借りて...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...山稜も従って稜々(ぎざぎざ)して...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...雪のはげた山稜が仰がれる...
辻村伊助 「登山の朝」
...ロマン種族中にあって古ゼルマン族の特長となり獅子族(ししぞく)と鷲族(わしぞく)とを区別せしむるあの稜角(りょうかく)の皆無さをそなえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...朝日岳と本山をつなぐ雪の頂稜を...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...家のなかの雑用だが――彼は見かけだけは稜々(りょうりょう)たる男ぶりだった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...この五稜廓に立つ感情は...
服部之総 「望郷」
...今ここ五稜廓に立って願望するとき無量の感を呼ぶのである...
服部之総 「望郷」
...ここ五稜廓に凝集される蝦夷地の過去は...
服部之総 「望郷」
...写字机(ビュウロオ)と置(おき)戸棚の間にあった三稜剣(エペ)が壁の隅のほうへ寄り...
久生十蘭 「キャラコさん」
...六稜にならずに、針ともいえないような微小な針状の結晶をする...
久生十蘭 「南極記」
...必ずともに父君の御稜威(みゐづ)の下に...
牧野信一 「青白き公園」
...松濤昭和十六年六月八日土合(六・〇〇)―南稜テラス(八・一〇〜八・三〇)―一ノ倉尾根のピーク(一四・〇〇〜一四・二〇)―土合(一七・〇〇)テラスに揃ってキジを撃ち...
松濤明 「一ノ倉沢南稜」
...それからひるは過燐酸(かりんさん)の工場と五稜郭(ごりょうかく)...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...早池峰(はやちね)の西どなりの群青(ぐんじゃう)の山の稜(りょう)が一つ澱(よど)んだ白雲に浮き出した...
宮沢賢治 「山地の稜」
...幾何学的な稜線が胸を狙って放射して来るように感じられる...
横光利一 「旅愁」
...「すべては大御稜威(おおみいつ)だな...
吉川英治 「私本太平記」
...まことに御稜威(みいつ)というものか...
吉川英治 「私本太平記」
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