...二重橋が程好いおぼろの中に明るく見えた...
竹久夢二 「砂がき」
...實に程好い麗しさと險しさを持つている...
竹久夢二 「砂がき」
...先月見た『きられお富』の方が余程好い...
田山録弥 「初冬の記事」
...日本では粕谷程好い処はありません...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つまり程好い話し方をしたのである...
豊島与志雄 「程よい人」
...まあ程好いところだろう...
豊島与志雄 「程よい人」
...私は程好いところを歩いたことになる...
豊島与志雄 「程よい人」
...私は全くのところ程好い人間なのである...
豊島与志雄 「程よい人」
...そして程好い生き方をしたのである...
豊島与志雄 「程よい人」
...程好い人間が程好い生き方をするのは...
豊島与志雄 「程よい人」
...私の程好い行動の一つなのである...
豊島与志雄 「程よい人」
...おれは宿屋なんぞより此処の方が余っ程好い...
堀辰雄 「菜穂子」
...風笛(サイレン)のやうに凄じい音もたてかねまじき勢ひで程好い重味を持つた振子は...
牧野信一 「海棠の家」
...ふところの工合が程好いだけでも有り難いものではないか――そんな吝つたれたことを考へると益々おもしろくなつて...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...全く其処の眼上に翼を拡げた椿の枝は飛びつくに程好い「鉄棒」であつた...
牧野信一 「籔のほとり」
...二分(ぶ)の弟子入はそれ程好いとは思はず...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...なんとも云われない程好い心持ちである...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...わけても箏曲(そうきょく)を死ぬ程好いていた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
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