...新道徳思想に移ろうとしている時代であるから...
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...この間に議会では前期以来もち越しの鉄道公債法案と買収法案に対して質問と討論三日間に亘りついで版権法案に移ろうとして場内は大混乱に陥って退場を命ぜられるもの六名...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三松氏を離れて青年組に移ろうとしない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...季節とともに移ろう流行のように使い捨てにされてしまう...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...母子三人岬へ移ろうかといいだしたとき...
壺井栄 「二十四の瞳」
...これらを省略して直ちに第三巻に移ろう...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...部屋を移ろうともしなかった...
徳田秋声 「黴」
...もう子規氏の終焉の話しに移ろう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分の本領へ飛び移ろう飛び移ろうとのみ思っていたのですが...
夏目漱石 「私の個人主義」
...次に実隆が旅行した話に移ろう...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...右手のテラスに飛び移ろうとしている...
久生十蘭 「一の倉沢」
...詰(つま)る処は最初私共が蘭学を棄(す)てゝ英学に移ろうとするときに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...郊外へ移ろうとお思いになりましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...峯の雪山の桜の咲き移ろう姿のみといわず...
柳田国男 「海上の道」
...小さな家に移ろうという案は前から出ていた...
山川方夫 「愛のごとく」
...さらに次の攻撃に移ろうとした...
山本周五郎 「半之助祝言」
...屋根へ飛び移ろうとする相手の肩をつかみましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...艀に移ろうとして不図見ると例の老人が――彼はこの次ぎの田子港まで乗る筈で...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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