...とにかく次の動作に移ろうとするその前に...
有島武郎 「或る女」
...どこか焼けていない牛込(うしごめ)か芝の方に家を見つけて移ろうか...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...三松氏を離れて青年組に移ろうとしない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...季節とともに移ろう流行のように使い捨てにされてしまう...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...これらを省略して直ちに第三巻に移ろう...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...ようやく話題の中心に移ろうとする時でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...次に実隆が旅行した話に移ろう...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...これから献香花(けんこうか)の式に移ろうとするとき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いよいよこれから盃事(さかずきごと)に移ろうとするとき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...前者より理解しやすく後者より重要な別の仮説の検討へ移ろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...導火線の火が正に移ろうとする火薬も同じに変ってしまうと同じで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...――(ここで繰返される「北大寮歌」の歌い方と歌の調子で登高の段階と四人の疲れ方や歩度や山の様子を暗示するように変化をつけること)歌(第一歌詞)都ぞ弥生の雲紫に花の香漂う宴の莚尽きせぬ奢に濃き紅やその春暮れては移ろう色の夢こそ一時青き繁みにもえなんわが胸思いを乗せて星影さやかに光れる北を人の世の...
三好十郎 「樹氷」
...私は安心して次の章に移ろうと思います...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...雀も落付きが悪くて外へ移ろうとするのだろうと思った...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...小さな家に移ろうという案は前から出ていた...
山川方夫 「愛のごとく」
...さらに次の攻撃に移ろうとした...
山本周五郎 「半之助祝言」
...しかし誰に乗り移ろうと云うんだい」「誰って……わかり切ってるじゃありませんか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...淮南から河北へ移ろうと決めた...
吉川英治 「三国志」
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