...歩廊にはかなり強い風が吹いて...
梅崎春生 「狂い凧」
...そういえば上の方に歩廊の天蓋が見えた...
梅崎春生 「蜆」
...停車場の歩廊(プラット・ホーム)の上でかわす...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...歩廊(プラットホーム)にあるただ一つのベンチに腰かけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...歩廊(プラットホーム)に立ってる人々を物色し初めた...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...皆知らず識らずに歩廊の端に歩み寄って...
豊島与志雄 「微笑」
...歩廊の縁の線路のすぐ近くで...
豊島与志雄 「微笑」
...それでも念のためにもう一度歩廊(ほうむ)の時計を見た...
萩原朔太郎 「大船驛で」
...地下鐵道(さぶうえい)にてひとり來りて地下鐵道(さぶうえい)の青き歩廊(ほうむ)をさまよひつ君待ちかねて悲しめど君が夢には無きものをなに幻影(まぼろし)の後尾燈空洞(うつろ)に暗きトンネルの壁に映りて消え行けり...
萩原朔太郎 「氷島」
...あとはこのひとたちが立派にやってくれるでしょう」歩廊をほのかな音のする半音のグロッケン・シュピールを叩いて歩く...
久生十蘭 「だいこん」
...ソロソロとドアを引開けて一歩廊下へ出ようとすると...
久生十蘭 「魔都」
...立上つて一歩廊下へ踏み出した...
北條民雄 「間木老人」
...澤山な人の群がる歩廊(プラツトフオーム)に立つても...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何事か千鶴子の囁きに頷きつつホールの外の遊歩廊の方へ廻っていった...
横光利一 「旅愁」
...船は歩廊の高さを遥かに抜いてぴたりと動き停った...
横光利一 「旅愁」
...船と歩廊との間の梯子のあたりに...
横光利一 「旅愁」
...堂のような太柱が幾本となく暗闇に立っている武者溜りの歩廊へ来たときである...
吉川英治 「新書太閤記」
...周囲の歩廊がまた今日のように単廊ではなくて複廊である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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