...あっしらはそれを密輸と称してたがね...
梅崎春生 「狂い凧」
...普通に卑賤(ひせん)と称している労働...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...税を取れば直(ただ)ちにこれを称して暴政虐政という...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...吠神話は此神を称して...
高木敏雄 「比較神話学」
...それをわたくしは「バッハの蒼(あお)」と称しているが...
高村光太郎 「山の春」
...私の豪華な目ざまし時計と誇称して...
太宰治 「春の盗賊」
...中には社会主義だと称してそんなことばかりやって歩いている人間もあるのかも知れないが...
辻潤 「ふもれすく」
...彼は園部の弟子だと自称してる...
豊島与志雄 「朝やけ」
...フランスは慧敏(けいびん)だと自称してるくせに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それも彼自らが称して「最も悪い疲労」と云っていた所の倦怠に似た疲労だった...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...千葉周作の次男栄次郎を小天狗と称して...
中里介山 「大菩薩峠」
...その子孫は今なお猿嘉(さるか)氏を称している...
新渡戸稲造 「自警録」
...スペートのキングを彼等はいつでも親爺と称してゐた...
牧野信一 「スプリングコート」
...これに白花品と紫花品とがあって共にインゲンマメと総称している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...信明はもう土佐守と称していた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...茶道は「生活の美学」と称してもよく...
柳宗悦 「民藝の性質」
...出入りと称して親代々保護の関係を結ぶがごときは...
柳田国男 「家の話」
...三河の山村では是と同じものをソバボットリと称して...
柳田国男 「木綿以前の事」
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