...然れども才子を才人と称しても差支へなきは勿論なり...
芥川龍之介 「念仁波念遠入礼帖」
...その平地を総称して銀山平と呼ぶのである...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...岩手ではマムシのことをクチバミと称しているが...
高村光太郎 「山の秋」
...即ち豫め病と称して宿に引き退(さが)り...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...各都府においてみずから誇称して紳商と称し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ルイザは彼が恋してるのだと称していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...当世人がいはゆる発展策と称してよろこぶところのもの大抵この類にあらざるはなし...
永井荷風 「桑中喜語」
...称して阿呆(あはう)といふでもあらう底のものとすれば...
中原中也 「山羊の歌」
...マークィスを称している...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...藤次郎は腹痛と称して終日ねた...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...共産主義や社会主義を称している国や勢力は...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...私はそれ等のものを総称して「民藝」と呼ぼうと思います...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...又はホトケノウマなどと称して...
柳田国男 「海上の道」
...田山君のためと称して集まったことがあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...神のお立ちと称して村々の社の祭があり...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かけ初めと称して子供が七歳になる迄...
柳田国男 「年中行事覚書」
...病(やまい)と称して...
吉川英治 「新書太閤記」
...表積(おもてづ)みは半分に称しているが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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