...気違いか? イヤイヤ気違いにこんな秩序ある放(はな)れ業(わざ)が演じられるものではない...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...従って国民の生活も秩序ある規則あるものとなって行くべきは勿論(もちろん)である...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...秩序ある請願人に対し地方官これを拒み...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...秩序ある分類とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...犬猫の如きですら細胞が一の組織を為し秩序ある生理的作用が行われずには彼らは生を保つ事が出来ない...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...一つの落想ではなくして秩序ある考え方であるべきだからである...
戸坂潤 「科学方法論」
...秩序ある行動を取り...
夏目漱石 「中味と形式」
...コスモス(秩序ある世界)に永遠に形作つてゐるところの力と...
三木清 「認識論」
...その自然児が一面に於て熱烈な文明の思慕者であり、秩序ある諸徳、中にも貴族的品格と正しい礼節とを憧憬し、之に己れを則らんとする無邪と、謹慎と、謙譲とは、人をして如何なる時も彼を愛せしめ、微笑せしめずにはおかぬ...
室生犀星 「愛の詩集」
...秩序ある伝統の教養を受け...
室生犀星 「愛の詩集」
...殊に天才と言われるような人には実世間で秩序ある生活を営むことの出来ないのが多い...
森鴎外 「沈黙の塔」
...2690静けさ、秩序ある片附方、物に満足している心持が、なんとなくこの周囲に浮動しているではないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そうして協団は秩序ある自由を私たちに送る...
柳宗悦 「工藝の道」
...秩序ある結合の美よりさらに美しい孤立の美はあり得ないからです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...白蟻の群のように秩序ある...
横光利一 「旅愁」
...惨たる憂き目にただよったり――一律の秩序あるごとくまた...
吉川英治 「三国志」
...総勢は秩序ある分列を作って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...秩序ある陣法もなく...
吉川英治 「平の将門」
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