...従って国民の生活も秩序ある規則あるものとなって行くべきは勿論(もちろん)である...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...秩序ある請願人に対し地方官これを拒み...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...秩序ある生活と、アルコールやニコチンを抜いた清潔なからだを純白のシーツに横たえる事とを、いつも念願にしていながら、私は薄汚(うすぎたな)い泥酔者として場末の露地をうろつきまわっていたのである...
太宰治 「十五年間」
...秩序ある最後の原理へと...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...一つの落想ではなくして秩序ある考え方であるべきだからである...
戸坂潤 「科学方法論」
...不思議に秩序ある混雑だった...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...あるいは「秩序ある衝動」である...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...秩序ある忍耐を要求するものではございますまいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...秩序ある行動を取り...
夏目漱石 「中味と形式」
...作者が極り切つた秩序ある世界をやすやすと受入れてそこに何等の懷疑の苦をも感じてゐないと言ひ...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...コスモス(秩序ある世界)に永遠に形作つてゐるところの力と...
三木清 「認識論」
...その自然児が一面に於て熱烈な文明の思慕者であり、秩序ある諸徳、中にも貴族的品格と正しい礼節とを憧憬し、之に己れを則らんとする無邪と、謹慎と、謙譲とは、人をして如何なる時も彼を愛せしめ、微笑せしめずにはおかぬ...
室生犀星 「愛の詩集」
...秩序ある伝統の教養を受け...
室生犀星 「愛の詩集」
...殊に天才と言われるような人には実世間で秩序ある生活を営むことの出来ないのが多い...
森鴎外 「沈黙の塔」
...2690静けさ、秩序ある片附方、物に満足している心持が、なんとなくこの周囲に浮動しているではないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...白蟻の群のように秩序ある...
横光利一 「旅愁」
...総勢は秩序ある分列を作って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...秩序ある陣法もなく...
吉川英治 「平の将門」
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