...ひときわ目立って斑(まだら)な禿山のある美しい岬が...
大阪圭吉 「死の快走船」
...処々に禿山のある岬が見えますね...
大阪圭吉 「死の快走船」
...夏休みに一度でも禿山を見舞つたら...
薄田泣菫 「茶話」
...馬禿山には炭焼小屋が十いくつある...
太宰治 「魚服記」
...あれが馬禿山(まはげやま)だ...
太宰治 「故郷」
...禿山などのウラジオ風景...
林不忘 「安重根」
...コーカサスというところは禿山と森林と巨きな谿谷ばかりで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...草も木もない黄色の禿山(はげやま)が...
永井荷風 「放水路」
...後(うしろ)の禿山(はげやま)に響いて...
夏目漱石 「坑夫」
...管弦楽では山の妖異(ようい)の夜宴を描いた「禿山(はげやま)の一夜」が面白い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ムソルグスキーの「禿山の一夜」と同じ思想で...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...強い日光は禿山と砂地に反射して目がくらむばかり...
濱田耕作 「埃及雜記」
...屡々とその根元で哀れな遊楽の妄想にうつゝを抜かしたと云はるゝ大唐松が独り禿山の頂きに逞ましい腕を張つて巨人の踊りを...
牧野信一 「剥製」
...神戸の山々が禿山(はげやま)なのを見て最初雪が積っているのかと思った...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...これも二年と経たぬうち禿山となって取り崩し...
山本笑月 「明治世相百話」
...故郷の禿山(はげやま)が彷彿(ほうふつ)として眼前に浮んだね...
夢野久作 「爆弾太平記」
...対岸の支那領に属する地は赭色(しやしよく)をした自然(じぜん)の儘(まゝ)の禿山であるのに香港側は全(まつた)く人為で飾られた山だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...禿山(はげやま)で...
吉江孤雁 「夢」
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