...禅閤(ぜんこう)ととなえ...
吉川英治 「親鸞」
...前(さき)の摂政太政(せっしょうだいじょう)大臣であり関白の重職にまでなった禅閤兼実(かねざね)の住居(すまい)だけあって...
吉川英治 「親鸞」
...主(あるじ)の禅閤とは骨肉の間がらではあるし...
吉川英治 「親鸞」
...峰阿弥(みねあみ)という法師です」禅閤が...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤はふり向いて白い眉毛の蔭からじろりと男の顔を見...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤は、なぐさめる言葉もなく、腕をこまぬいてしまった...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤はおそろしかった...
吉川英治 「親鸞」
...よよと泣いてしまいたいほどな感傷に禅閤ほどの人も子のためにはつつまれるのであった...
吉川英治 「親鸞」
...しかし今は、随身の人々へ法話の最中であるからしばらく一室でお待ちねがいたいという取次の者の挨拶なので、月輪禅閤は、庭前に小さな滝の見える一間(ひとま)に入って、法話のすむのを待っていた...
吉川英治 「親鸞」
...月輪禅閤(つきのわぜんこう)が訪れていて...
吉川英治 「親鸞」
...和解の途(みち)はないものだろうか」禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...「…………」禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...衣食や――お薬や――そういうことなどもどうしておられたかと、禅閤は、もう誰もが、土足のまま勝手に踏み荒らしている禅房のうちへ、やはり常のように、沓(くつ)を脱(と)って、静かに上がった...
吉川英治 「親鸞」
...そう上人のすがたを想像していた月輪禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤はすぐ恥じた...
吉川英治 「親鸞」
...どれほどこの事実が禅閤の信仰を強固にしたか知れなかった...
吉川英治 「親鸞」
...その禅閤様(ぜんこうさま)は」万野のことばが濁ったので...
吉川英治 「親鸞」
...亡き月輪禅閤のために...
吉川英治 「親鸞」
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