...忌(いま)はしい不安を禁じる事が出来ない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...いまわしい不安を禁じることが出来ない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...断食中はすべて食欲その他の欲情の満足をいっさい禁じる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それでも家人が極端に独り歩きを禁じるのは少し行き過ぎのやうに思つて居る...
高浜虚子 「椿子物語」
...また親を失った子のために何がなしに胸の柔らぐような満足の感じを禁じる事ができなかった...
寺田寅彦 「子猫」
...法律で蜂と栗と臼の登場を禁じると...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...という感じを禁じることが出来ない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...吾々日本国民が外国のしかじかの事件や風情を見聞することを禁じるというのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...主観的な宣伝を禁じる精神に他ならない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...大船を造ることを禁じるというような愚令を...
直木三十五 「南国太平記」
...家中の争を禁じるようとの仰せを...
直木三十五 「南国太平記」
...一種痛快な感想を禁じる事が出來なかつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...失笑を禁じる事が出來なかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自分は自分自身をも含ませてなさけ無い心持になるのを禁じる事が出來無い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...しかし権力はそういうことを禁じる...
宮本百合子 「浦和充子の事件に関して」
...使いにゆく者をきめるあみだくじさえ禁じるくらいであった...
山本周五郎 「さぶ」
...今に婚姻も禁じるであろう...
吉川英治 「三国志」
...すべて外との往来を禁じるのだぞ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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