...この光景(けしき)の神々しさは...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」
...清潔は神々しさに次いで重要であるという金言は中世の聖職者のあいだでは殆ど適用されなかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...それから御幣(ごへい)と扇と五色の布とがつけてある大黒柱の神々しさを見た...
豊島与志雄 「少年の死」
...なんという神々しさだろう! なんという潔らかさだろう! これはたしかに神の御母の姿である...
永井隆 「この子を残して」
...司祭(コロン)に導かれて神前に進む彼の神々しさに...
中島敦 「南島譚」
...その智は無論叡智と云へる程の神々しさはないが...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...さっと御座をお立ち遊ばした時のあの御姿の神々しさ...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...わが霊山の神々しさを感じたのであろう...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...はじめて富士山を見たときのような神々しさをさえ感じた...
平林初之輔 「秘密」
...風のために顏をしかめてゐるのが彼女に思ひがけない神々しさを與へてゐる...
堀辰雄 「不器用な天使」
...いよいよ神々しさを加えているようだ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...あの野なかの十字架のうえを血で染めたように赫やかせながら没してゆく太陽の神々しさです...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...この美の涙ぐましい神々しさに面して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...あの巧みさ神々しさ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...私の家族どもを救い出してくだされた……あの時のおん身の姿の神々しさ……有難さ...
吉川英治 「親鸞」
...それを前に置いて独り高く聳えて居る富士山の神々しさにつくづくと心を酔わせたのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...清楚なしかもふくよかなその胸の神々しさ...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...その像の神々しさも美しさもことごとく崩れ去るように感ずる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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