...神々しいような姿にさえなるものだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ブスマン ああ神々しい...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...埃(ちり)も止めぬ神々しい――顔を仰いで...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...何んとなくこう神々しいじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神々しいほど美しい片面を見せて...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...神々しいものさえ感じさせて...
火野葦平 「花と龍」
...神々しい夜だ! 蠱惑的な夜だ! 闇にとざされた森は霊化したもののやうにさゆらぎもせず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そのうちにぢつとその母の古びた神々しい顏に見入りだしたその少女の眼ざしは...
堀辰雄 「聖家族」
...神々しいばかりに晴れ渡つてゐた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...いやあの時の何とも云へない神々しい...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...この世に点ぜられた神々しい火です...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...ひとりの神々しい白いきものの人が手をのばしてこつちへ來るのを二人は見ました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...「神々しい...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...あの歌はあまりに神々しい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...神々しい眼鼻立ちであったろう...
夢野久作 「白菊」
...見る見る一種の神々しい気品を帯びて来ると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あの神々しい偶像をながめる...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...ただあの神々しい嬰児の顔の特殊な釣り合いにおいてのみ見られるものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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