...朧(おぼろ)に神々しい姿の...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...一種の神々しいところがあった...
岩野泡鳴 「戦話」
...わたくしは神々しいへりくだつた御(おん)足の為に...
ボードレール 富永太郎訳 「或るまどんなに」
...それは神々しい顔だった...
豊島与志雄 「椎の木」
...神々しいばかり美しい関子の前は...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...お前は」灯の前に立った神々しい白無垢姿を見ると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...神々しい素木(しらき)の佛樣へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...普賢菩薩のお妙の神々しいばかりの美しさに比(くら)べて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神々しいほど美しい片面を見せて...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...雪積る水晶宮に死ぬことと寒き炬燵となど並ぶらん私は今雪の降り積る水晶宮の中で氷の様な冷い神々しい感じで静かに死んでゆく...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...女性歌手が神々しい歌声で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ほとんど「神々しい」くらいに非合理に古めかしく「優美」になってしまった人たちの賛同を得ることは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...大極殿の御輿(みこし)の寄せてある神々しい所に御歌があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...神々しい群が11940心(しん)からこの人を歓迎します...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...熱烈な信仰信心によって神々しい事柄に関し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雪の御所内は諸殿(しょでん)の灯を遠方此方(おちこち)にちりばめて神々しいばかりである...
吉川英治 「私本太平記」
...さすが霊山の華岳(かがく)はもっと神々しい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかもそこには神々しい威厳と...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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