...この曉方の神々しい靜寂(しづけさ)を破る必要がなかつた...
石川啄木 「葬列」
...なかでもバアリイは震え声で神々しい格言などを持ちだしながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...神々しいような姿にさえなるものだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...神々しい武器があろうか...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...二人のうちの私のよく覚えている方の神々しいような白髪(はくはつ)の老婦人が...
堀辰雄 「美しい村」
...ただでさえいつも神々しいような御所でしたが...
堀辰雄 「姨捨」
...それ等の悲慘な作中人物どもの上に何處からともなく徐々に一條の神々しい...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...胸のまえで何をそうして持っていたのだかも忘れてしまっているような手つきの神々しいほどのうつつなさ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...邸内のみんなは大物歌手の神々しい歌を聞いているから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...神々しい夜明けに邸宅は静かにたたずみ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...神々しいと同時に目に見えるものなのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...金色(こんじき)の神々しい光を広間いっぱいにふるわせている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...ひとりの神々しい白いきものの人が手をのばしてこつちへ來るのを二人は見ました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...そしてその見えない天の川の川の水をわたってひとりの神々しい白いきものの人が手をのばしてこっちへ来るのを二人は見ました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...「神々しい...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...今ここに我々は天の宮殿のこんなにも神々しい造りを見て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その神々しい自由は縛られてしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもそこには神々しい威厳と...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??