...例(たと)えばあの鎌倉(かまくら)八幡宮(はちまんぐう)の社頭(しゃとう)の大銀杏(おおいちょう)の精(せい)――あれなどはよほど老成(ろうせい)なものじゃ……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...浅間の社頭で逢った病者の名が...
泉鏡花 「婦系図」
...社頭の松の下に雪を避け...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...根津権現の社頭には慶応四年より明治二十一年まで凡二十一年間遊女屋の在ったことは今猶都人の話柄に上る所である...
永井荷風 「上野」
...氷川社頭の黄葉を見る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...かつて三輪の社頭で見たその時のすべての人々であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...府中の六所明神の社頭で兵馬と別れた七兵衛が...
中里介山 「大菩薩峠」
...牛の口取りは持主で焙烙(ほうろく)を被るが式は社頭と当宿で祝言を述べるだけである...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...鎌倉八幡宮の若宮の鳥居から社頭までの...
久生十蘭 「あなたも私も」
...古え明星この社頭の大杉に降(くだ)りしを祭る...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...きよらかな海際の社頭の松風のあいだに...
宮本百合子 「あられ笹」
...或は社頭の式を観(み)をみる人あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...副社頭が小幡篤次郎(おばたとくじろう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...社頭の霊泉をミタラシと呼ぶことも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かかさず社頭を拝する人と...
柳田国男 「母の手毬歌」
...若宮の社頭から大蔵ヶ谷まで...
吉川英治 「私本太平記」
...鶴ヶ岡社頭の森へ消えこんでゆくのが眼を射た...
吉川英治 「私本太平記」
...得々(とくとく)と社頭から列をくりだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
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