...紙とインクとに書き上げるよりも更に数等巧妙に実現出来ることを示す為である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...輝線スペクトルを示すもの...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...三藏は「どれがいゝのです」と聞くと「僕は中で此句が得意です」といつて一二句指示する...
高濱虚子 「俳諧師」
...太陽黒点と関係のあるらしい週期的な気象学的あるいは気候学的現象の異同が自然に干支と同じような週期性を示すことがしばしば起こりうるわけである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...しかも同じ時にはおのずから一定の統計的平均の形を示すのである...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...そしてなお二つの生活様式を暗示する...
豊島与志雄 「録音集」
...また弾丸の時間を追うことすらできることを示すのである...
中井正一 「美学入門」
...正にそれが時代の流行を示す通俗のスタイルとまでなつてしまつて居る...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...このことは事實の示す所でもあるが...
波多野精一 「時と永遠」
...松隣夜話にある太田三樂から長尾景虎への注進状の中に「奧筋諸將の所存專ら族姓を撰申事に候」とあるは其一端を示すもので...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...詩人が其主観を透(とお)して描いて示すに及んで...
二葉亭四迷 「平凡」
...私の任務は親の権威を示すことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...確固たる結果を示すであらうことを我々は理解しなければならない...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...引続き流行していることを指示するものであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...却てそのことは二つの時間が何等か異つた秩序のものであることを示すに過ぎない...
三木清 「歴史哲學」
...民藝の前には敗残の歴史を示すに過ぎぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...やわらかい含み声などが示す...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分たちの瞼を見ながらこういう顔いろを先ず示すようでは...
吉川英治 「新書太閤記」
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