...是天禀(てんぴん)なりとの評判を講武所(こうぶしょ)中に轟かした磯貝竜次郎が...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...持去ったかっ」磯貝竜次郎は裸にされて了ったのだ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...磯貝は主家を失った...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...それでも磯貝医院以来呻き続けてばかりいた病人が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鳥打をかぶった親爺の磯貝(いそがい)が立っているのに出逢(であ)い...
徳田秋声 「縮図」
...今日母と一しよに築地の磯貝さんの処へまゐりまして...
森鴎外 「魔睡」
...磯貝さんが為事(しごと)をなさる室と見えまして...
森鴎外 「魔睡」
...磯貝が細君の手を握つて...
森鴎外 「魔睡」
...細君の魔睡に陥いつた間に磯貝は何をしたか...
森鴎外 「魔睡」
...磯貝は為(な)し得(う)る限の事を為したかも知れない...
森鴎外 「魔睡」
...この後細君を磯貝に逢はせてはならないと思つたのである...
森鴎外 「魔睡」
...若い磯貝十郎左衛門の瞼が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...倉橋伝助、奥田孫太夫、磯貝十郎左、赤埴源蔵、高田郡兵衛、田中貞四郎と――順々にあらわれて来る顔は、浪々の後も、決して剛毅(ごうき)を衰(おとろ)えさせてはいない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...吉良家第一人一党中での美男磯貝十郎左衛門は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...何ぞ御用ですか』磯貝十郎左衛門は答えながら前へすすんで来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...身の誉(ほまれ)、戴(いただ)きまする』伝右衛門は、干(ほ)して、次々に返し、そして磯貝十郎左へ酌(しゃく)すると、十郎左は手を振って、『もう、参りました』近松勘六が、『磯貝卑怯』と、杯を入れると、滅多に戯(たわむ)れない内蔵助までが、『伝右どの、十郎左はあのような優男(やさおとこ)でござるが、酒はしたたかに飲(や)りまするぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...磯貝十郎左衛門(いそがいじゅうろうざえもん)の方を見て...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...この中では一番の年少者で眉目(びもく)の清秀な磯貝(いそがい)十郎左衛門が少し...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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