...やはり稀代の逸物である磨墨(するすみ)という名馬を与えられた...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...味方の軍勢の中に磨墨以上の名馬はいないので...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...どの馬を見ても磨墨ほどの逸物はいないので彼はすつかり気をよくして上機嫌になつていた...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...磨墨(するすみ)も活躍致すべく候へば...
中里介山 「大菩薩峠」
...磨墨の研究をするとなると...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...それで磨墨の前後ともに...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...磨墨の作用によって硯の面の性質もだんだん変って来るので話が一層厄介になる...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...磨墨によって平滑になってしまわないというのは...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...磨墨によって硯の面が平滑になると...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...磨墨の機構がよく了解出来るのである...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...余りに黒い故磨墨(するすみ)...
南方熊楠 「十二支考」
...磨墨(するすみ)のような暗天たかく舞いあがった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...名馬磨墨(するすみ)を賜わって...
吉川英治 「随筆 新平家」
...生にまさるとも劣らぬ磨墨(するすみ)のほうを遣(つか)わそう」「ありがとう存じます」景季は...
吉川英治 「源頼朝」
...「だが、磨墨には、どれも及ぶべくもない」箱根、足柄(あしがら)と、各郎党や駒をひきつれて西へ急ぐ他の部隊をながめても、磨墨ほどな逸物は見あたらない...
吉川英治 「源頼朝」
...磨墨に草を飼いながら...
吉川英治 「源頼朝」
...景季の磨墨は、駈け足をもったまま無造作に浅瀬を蹴だててもうざんぶと平首のあたりまで流れに沈んでいた...
吉川英治 「源頼朝」
...梶原景季の磨墨(するすみ)である...
吉川英治 「源頼朝」
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