...歴史の上では、城砦や、建物や、村落でさへもあつたやうな処が、一様な山崩れの為めにだん/\に見棄てられて、今日では全く波の下にかくれてしまつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...砦(とりで)守(も)る城(しろ)築(つき)あげて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...城砦が陥らなければ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...砦は次第に暗くなり見えずなる...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...9080そば立つ砦の越すこと出来ぬ墻(かき)をば前に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この砦にお這入(はいり)になるや否や...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ようやく一個の城砦(じょうさい)と狭い領土とをはじめて持ったとき...
吉川英治 「黒田如水」
...わが城砦(じょうさい)へ帰っていた趙雲は...
吉川英治 「三国志」
...所きらわず砦ノ内へ火を放(つ)けろ」輸送隊といえば...
吉川英治 「私本太平記」
...こよいはことに砦(とりで)のうえに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この砦を敵(てき)の手には渡(わた)されない」「よくいった! 死んでも敵へは渡せない! ……おやッ?」「な...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小太郎山の砦(とりで)どうよう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...善照寺の砦に泊った...
吉川英治 「新書太閤記」
...洲股(すのまた)の築砦(ちくさい)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...これきりか、といわぬばかりな顔して、市松がなお水之手奇襲の着想を誇らしげに談じていると、「もしあの砦へ、麓(ふもと)からかかって参るようだったら、そちは武将の資格なしと見ていたが、でもよく気がついた...
吉川英治 「新書太閤記」
...幾段もの砦(とりで)を構築しているのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...東浅井の諸砦(しょさい)を攻めつぶし...
吉川英治 「新書太閤記」
...さいごの砦(とりで)と恃(たの)む豊田の本邸へひっ返した...
吉川英治 「平の将門」
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