...ランドショートの古城砦から遠くはなかったが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...歴史の上では、城砦や、建物や、村落でさへもあつたやうな処が、一様な山崩れの為めにだん/\に見棄てられて、今日では全く波の下にかくれてしまつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それにしても御本陣とあの砦(とりで)とのあいだはまわりみちをしましても五六里...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...この蒲団の砦(とりで)に向って正面攻撃を行うほかはないと思い...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然と人間とのいきさつをときあかす科学が彼等の魂の砦であった...
宮本百合子 「彼等は絶望しなかった」
...根古屋というは塁砦(るいさい)の通称なりという」とあるが...
柳田國男 「地名の研究」
...まるで“砦がため”の観を呈したのも...
吉川英治 「私本太平記」
...同時の砦(とりで)工事が急がれていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...お旗上げの砦(とりで)として...
吉川英治 「私本太平記」
...こよいはことに砦(とりで)のうえに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...留守(るす)の小太郎山(こたろうざん)の砦(とりで)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...味方(みかた)の武士(ぶし)がこめている砦とはいえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なんでもこの上には武田(たけだ)の残党(ざんとう)がたてこもっている山城(やまじろ)がありますそうで」「そうだ! その砦へ抜(ぬ)けるために...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――土豪蜂須賀の砦造(とりでづくり)の中の一棟に...
吉川英治 「新書太閤記」
...砦(とりで)の櫓(やぐら)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...伯耆(ほうき)などに散在する敵の諸砦(しょさい)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ三つの砦門(とりでもん)を鎖(くさり)で戸閉(とざ)してしまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...砦の石垣は、かつて他国の軍に占領されて、ひどく壊(こわ)されたまま荒れているが、一部を修復して、今ではこの地方を支配する大久保長安の役宅か住居になっている模様である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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