...ランドショートの古城砦から遠くはなかったが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...歴史の上では、城砦や、建物や、村落でさへもあつたやうな処が、一様な山崩れの為めにだん/\に見棄てられて、今日では全く波の下にかくれてしまつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...トラヤヌス帝は其処に城砦を築き防備を固めた...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...谷津のなぞえに砦のような三層の邸第を造営し...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...彼はその浜からクルディ僧のモリイシャとその白衣の弟子たちがすむという砦のあたりを遠く眺めた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...そこは昔佐々成政(さっさなりまさ)に攻め立てられて逃げ場を失った富樫政親(とがしまさちか)が馬上から城砦の池に飛び込んだ古戦場であった...
室生犀星 「幼年時代」
...この砦にお這入(はいり)になるや否や...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ずいしょに砦城をふみやぶりながら...
山本周五郎 「死處」
...そこで常に砦のうちに礫(こいし)を蓄えておき...
吉川英治 「三国志」
...或る時は――砦の内に米がなくなってしまい何とかして米を手に入れたいがと思うと...
吉川英治 「三国志」
...砦の内から一斉に曹操の兵が不意を衝いて喚(おめ)きかかってきた...
吉川英治 「三国志」
...砦(とりで)の丘をあかあかと浮きあがらせた...
吉川英治 「私本太平記」
...いまは金剛山の砦(とりで)の工も...
吉川英治 「私本太平記」
...この天嶮無双(てんけんむそう)な砦(とりで)によった人穴(ひとあな)の賊徒(ぞくと)らは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...善照寺砦の佐久間信辰(さくまのぶとき)どのらも...
吉川英治 「新書太閤記」
...だが、一水(いっすい)の彼方(かなた)は、三本木の砦(とりで)、川並の砦、杭瀬(くいせ)の砦、大垣の城地と、往来という往来、すべて敵の要塞(ようさい)でないところはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...「そこらはもう砦(とりで)の本丸に近いようです...
吉川英治 「新書太閤記」
...砦(とりで)秀吉の肚(はら)はきまった...
吉川英治 「新書太閤記」
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