...私は東京に於る統計局の長をしている杉氏〔統計院大書記官杉亨二郎〕と知合になった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...皆さんの知合にもしか詩人があるなら精々御馳走する事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...「私の知合(しりあい)の海賊の名だよ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...この鐘が崎の山添の野をわけて次郎右衛門のほのかな知合いの家をたずね...
太宰治 「新釈諸国噺」
...近ごろお千代婆さんのところで知合いになった...
徳田秋声 「爛」
...手代は二人とも知合いのさる豪商が...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...在京の歌人と知合になつたのもこの時である...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...五六日前から山の手の知合(しりあい)の家へ泊り込みで仕事の手伝に行っている留守中...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...――妹を熊谷(くまがや)の親類へやった外には」「何? 清次郎は妹を親類に預けた? そいつはいつのことだ」「けさ早く知合いの者と一緒に発(た)ったそうですよ」「昨日までその素振りもなかったじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親類も知合もあの通り肩を入れてくれますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上地本問屋の知合があるとかで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身寄も知合ひもないものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お父様の大勢の有力なお知合いの方々の手を借りて事件に口をきくことは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...読者というものが下層階級の人間と知合いになることを余り悦ばないことをよく知っているからだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それから老婆に向って、市(まち)に誰か代人なり、または知合いで、登記の手続(てつづき)やその他必要なことを全部委任することの出来る人はないかと聞き糺(ただ)した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その人の知合いで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...僕はアメリカ人である知合の一女性と毎年クリスマス・プレゼントの慣例を持っているのだが...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...学生の時分叔父の知合ひから...
牧野信一 「日本橋」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??