...私達の話はお前のやうにやはり物を知りたがる沢山の余所(よそ)の子供にも有益なのだから...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...しきりに知りたがるのであった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...震源の所在を知りたがる世人は...
寺田寅彦 「地震雑感」
...つまり世の人々の知りたがるであろう事後を細かに記すことなのである...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...その手口を知りたがる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...それに関係のない者が一番その機密を知りたがるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...年代はいつごろだろうか知ら」「よく年代を知りたがる人じゃ」「ええ...
中里介山 「大菩薩峠」
...門外漢になると中味が分らなくってもとにかく形式だけは知りたがる...
夏目漱石 「中味と形式」
...人間が自分よりも余計に他(ひと)を知りたがる癖のあるものだとすれば...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...もうなんでもこの土地の者たちよりもよく知りたがるのね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私の習慣を知りたがるんだ!」腹立たしさが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私たちがその名前を知りたがるような美しい啼き声で囀(さえず)った...
堀辰雄 「菜穂子」
...なぜシルバデール公爵があんな二重生活をしたのか知りたがるだろうなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...予の寓居を知りたがる必要はないだらう...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...何でも知りたがるくせがあるので...
村山籌子 「耳長さん と あひるさん」
...もし人がそこにわたしが積み重ねた詩句や実話の出どころを知りたがるならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...話を知りたがる好奇心も加わって何かと言えば村にいる巫女術者が...
柳田国男 「雪国の春」
...そんなに戦のもようを知りたがるのか...
吉川英治 「私本太平記」
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