...決して未だ知られざる者を蔑視することを許されない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...作れる船のは知られざる海を進みゆく...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...意義の知られざる言語に対しては...
高木敏雄 「比較神話学」
...支那説話には知られざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...知られざる傑作だ...
太宰治 「断崖の錯覚」
...私の知られざる傑作「初恋の記」のハッピイ・エンドにくらべて...
太宰治 「断崖の錯覚」
...知られざる未来のことが底の見えぬ深淵のように怖ろしく思われた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...然れども彼れの眞價の知られざる處は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然れども彼れの真価の知られざる処は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...四 世に知られざる事がらその探険はやがて行なわれた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まだ知られざる国に渡り...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か相当の知られざる尊厳を以て我々風情にはちょっと味いきれない内容を持ったものででもあるかの如くに丸呑みにしているものが多々ある...
中里介山 「余は大衆作家にあらず」
...測(はか)り知られざるなにかの理由で船を見すてなければならなかったとしても...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この書の著者は何人にも知られざる或人」(Somebody unknown to nobody)なりと知れ渡るや否や...
穂積陳重 「法窓夜話」
...新しき幸福(ニュウ・ハッピネス)とか知られざる神(アンノン・ゴッド)とか云ふものが...
眞山青果 「茗荷畠」
...知られざるふみわけ径へわけ入つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...余はナポレオン・ボナパルトだ」こうしてボナパルトの知られざる夜はいつも長く明けていった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...「知られざるある者」が「知られたる者」に化することである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??