...もう危険がないとなると...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...それでもこれを人間に施して果して危険がないかどうかが最初はわからないのでしたから...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...租界の内部の方はなお危険がない...
上村松園 「余齢初旅」
...それに汽車の速度が決して危険がないまでににぶることが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それには果して危険がないか...
江戸川乱歩 「心理試験」
...しかもなんらの副作用や後害を及ぼす危険がないようである...
寺田寅彦 「映画と生理」
...ただそういう型の学者は時にアカデミーの咎(とが)めを受けて成敗される危険がないとも限らない...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...危険がないと言ったって...
徳田秋声 「黴」
...もはや危険がないとは知りつつも...
中島敦 「虎狩」
...――蟷螂狩りは鼠狩(ねずみが)りほどの大運動でない代りにそれほどの危険がない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...事実問題として危険がないとどうして云えますか...
浜尾四郎 「正義」
...そんなところで見つけられることもむろん危険がないわけではなかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...任務に全く危険がないとはいえない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...大きな砂川で水が清くて浅くて岸が低いと来て居るから重宝で清潔でそれで危険がない...
正岡子規 「墨汁一滴」
...今後も危険がないとは思えないと僧都は考えて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...余り危険がないと思つて...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...効果はないにしても少なくとも危険がない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――いきなり夏口へ入られるよりもそのほうが危険がないと思われますが」と...
吉川英治 「三国志」
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