...眼目は目標や重要な点を指す熟語です...
...彼の眼目は常に勝利だった...
...関係者にとって、この問題の眼目は何なのかを明確にすることが必要だ...
...このプランの眼目は、コストを下げながら品質を維持することだ...
...この映画の眼目は、一人の男が困難に立ち向かい、成功するというメッセージです...
...――殊にこの一番しまいの条件が眼目(がんもく)やのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...文芸批評に於て最初の眼目であった例の「政治」や「イデオロギー」や「世界観」の問題に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...春秋の眼目たる大一統主義を根本に置いて歴史を書き出さうとした...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...今日の来訪の理由の眼目に進んで密談が酣(たけな)わになるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...新短歌は短歌よりも俳句に近いと云へまいか? 尠くともその眼目とする所に於て俳句に近いであらう...
中原中也 「新短歌に就いて」
...人類のすべてが最後に救われるのが宗教の大眼目だと思うんです...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...代りに入れておいた蛙の飛びだす眼目のところがどうしても巧くできなかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...眼目の場ほどありて...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...個人的なまとまりよさだけを眼目とする躾は...
宮本百合子 「新しい躾」
...長い伝統を引いて今日も如何なるものが作られつつあるかを知るのが眼目であった...
柳宗悦 「北九州の窯」
...私利を眼目とし、粗製濫造する今の制度といかに異なるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...したがって私利が眼目ではなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...何よりも利が眼目です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この変遷の眼目は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...また織田方の作戦はそれ一つが眼目でもあるのだ...
吉川英治 「黒田如水」
...御岳山上(みたけさんじょう)におけるこの篇(へん)の大眼目(だいがんもく)を描(えが)くために...
吉川英治 「神州天馬侠」
...修史の使命と眼目を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...閣老へさし出した意見書の眼目は...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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