...眦(めじり)を下げて哄々(くっくっ)とふき出(いだ)し...
泉鏡花 「海異記」
...そこで眦(まなじり)を決し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...稍しばらく眼眦をおさへたまゝだつた...
牧野信一 「「樫の芽生え」を読みて」
...」道子の眼眦は桃色に上気して...
牧野信一 「凸面鏡」
...もうみち子の眼眦には涙が溜つてゐた...
牧野信一 「晩秋」
...」八の顔は右の外眦(めじり)に大きな引弔(ひつつり)があつて頗る醜い...
森鴎外 「金貨」
...眦(まなじり)をキリキリと釣り上げた...
夢野久作 「名君忠之」
...切目の長い眦(めじり)と...
夢野久作 「笑う唖女」
...りゅうと右の眦(まなじり)の上まで石突き高に引きしごいて...
吉川英治 「剣難女難」
...なお冷めやらぬ朱の眦(まなじり)を吊って云った...
吉川英治 「三国志」
...眦(まなじり)を裂き...
吉川英治 「三国志」
...紅(くれない)の眦(まなじり)をあげて...
吉川英治 「三国志」
...眦(まなじり)に血涙をたたえて...
吉川英治 「三国志」
...趙雲」玄徳はその切れ長い眦(まなじり)から彼を一眄(べん)して...
吉川英治 「三国志」
...不平の眦(まなじり)をそろえて...
吉川英治 「三国志」
...「理不尽(りふじん)ッ」と眦(まなじり)をあげて叫んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...その眦(まなじり)のものは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...眦(まなじり)はつりあがって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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